巣ごもり、随分と板についてしまいました。
休日もほとんど外に出ることはなく、出かけたい、とか思わないほど。
人に会うときもすごく緊張するようになりお茶をすることもなく。
こんなに閉じこもっているのは達磨大師か僕くらいでしょう。
そんな生活においても、やはり食の楽しみを捨てることはできません。
もともと自炊派でテイクアウトなどもほとんど頼むことはないのでもっぱらお買い物の際に大きなエコバッグを3つは下げて帰ることになります。
で、これまでならレギュラー化した季節ごとのいつもの食材や調味料などを買うのがもっぱらでしたが、なにぶん外食ほとんんどなしで毎日3食続けていると…。
飽きる!
そこでいろいろ新しいものに手を出しては失敗したり成功したりしています。
今回はそんな中でも特においしく、冷蔵庫、ないし冷凍庫のレギュラーを張るようになったやつらをご紹介します。
まあ、食性というのは人によってちがうものなので誰にでも必ずおいしい、とはならないかもしれませんが結構いいところ攻めていると思いますよ。
それでは、はりきってどうぞ。
イベリコ豚のレバーパテ

こちら。レバーパテ。
スペイン語読めないので初購入から数ヶ月して知ったのですがイベリコ豚のレバーパテだそう。
よく見ればイベリコって書いてある。
本当に、物事は見えているようで見えていない…。いや、見ていないのか。。。

これ、どこで見つけたと思います? コンビニですよ。
昔、某コンビニでバイトしていたときに「こんなんここに売っているの?」と思ったものを購入すると結構おいしいという現象を体験しまして、今回も試しに買ってみたら大正解でした。
輸入食品のお店にも結構置いてあります、というか、その購入したところ以外のコンビニで見かけたことないのでこちらが特異なお店だったのでしょうね。

自分、東京の西側に住んでいたことがありまして、あの辺レバーパテのおいしいお店がよくあって、好物なのもあって時折食べていたのですが、さすがにお店自家製のものには負けますが十分すぎるおいしさです。
これ、そのまま店で出しているところあるだろ、と思うくらい。

パテの自分的なおいしいポイントは味わいの次に固さ。
若干溶けかけた冷たいバターくらいがおいしいと思っています。
これはそこにジャストミート!! 肉でなくモツですが。

わりとしっかりクセはありますが嫌味ではなく、鼻に抜ける香りもいいです。
僕ほとんどお酒を飲まなくなったのでもっぱらアイスティーでいただいてますがワインよりもカクテル系、アペロールとかハーブを使ったリキュール系と合うと思います。
あとはビールかな。それもラガーよりもエールビール。

クラッカーも全粒粉のがおいしいと思いました。クセは少ないけれどゼロではないので。

うん、うまいっすね。

ちなみに、サンドイッチにしてもおいしい。

やっぱり缶詰なので水分を嫌うためか、パサパサではないですがお肉屋さんが作っているものよりもいくぶん固めです。
そのためバターと一緒にトースターで焼くと少しトロリとしてマジうまです。お試しあれ。
ヌテラのココア入りヘーゼルナッツスプレット

ヤンヤンつけボー、ご存知ですか。
1つのカップにチョコレートクリームとクラッカーの棒が入った駄菓子。
自分あれ大好きでして。
よく食べていたのですが大学生くらいのころから憧れているものがありました。
それが、ヌテラの「アンドゴー」。正式名称はヌテラアンドゴーだったと思いますが。
ヤンヤンつけボーは日本の駄菓子感丸出しのお安め価格だったのですが、ヌテラはなんか海外のやつでちょっと高級感があり(実際の金額は覚えていませんが)「俺なんて、ヤンヤンつけボーで十分だ、金持ちはヌテラを食うんだろう!」なんて思っていました。
時を経て現在。
お金持ちにはなれませんでしたがヌテラアンドゴーを買うくらいの余裕はあります。
つーか、ヤンヤンつけボーに飽きた。
ということで購入したらマジでうまい。そもそもチョコレートクリームっていうよりムースだし、なんかナッツのフレーバー!
もっと食べたい! ヌテラを! クラッカーでなく、パンとかつけたい!
という思いがシャコ貝並みに固い僕の財布を開きました。

スプレッドって、なんだろう。
まあ、おいしければいいんですが。

パン用意! トーストするとザックザクの食感になるパンが合います。
フランスのパン作る人の食パンはサクサクするやつ多いような気がします。

冷蔵庫保存するとカチッと固まるので常温に戻してから塗りたくります。
冷たいままだと食感がロウのようで極端に悪くなるんです。

塗りたくる。

血糖値? 知らねえなあ!!
うまい! ハーシーのチョコレートソースとかと比べものにならない。
これは外せません。朝ご飯の定番となっています。

ちなみに、耳の部分でこうたっぷりこそげるようにクリームをすくって食べるとこれまたうまい。
このためにザクザク食感のパンにしなければ。
ほんとうまいよ。
サクレ

食後やおやつにアイスを食べる方も多いと思うのですが、僕はもっぱら水菓子派。
果物を食べます。
が、こいつはハマった。3日に1度は食べます。

このスライスレモンが入っているのがいいよね。
なにこのワクワク感。

あー、おいしいはかき氷ともシャーベットの中間の氷感。
甘みと酸味、おいしい。さわやかで食後の口中をさっぱりとさせてくれるは。
アイスクリームなどは後味にミルクが残りますがサクレはスッと消えてくれるのがいい。

スライスレモンは柑橘系の皮独特の苦みがあってこれまた口中さっぱり。
子供向けというよりも大人向けの味わいだよね。

溶けてきて少しシャバっとしたところも食感が変わっておいしい。
ほんと好き。

ちなみにサイダー味というのもあります。

同じようにスライスレモン入り。
それからうっすらとカラフルなものが見えませんか。

これ、ラムネです。

サイダーというからにはシュワシュワとした発砲感を出したい、ということなのか、泡を表現しているのか、正直別にこれでサイダーの味になるわけではないですがワンアクセントでいい。

ラムネを噛むと強めの酸味が広がっていいです。
シャーベットの中に入っているのでカリカリした食感などはないですがラムネを噛むたび味わいが変わるのでうまい。

こりらも最後の方シャバシャバした部分を、

ラムネと食べると冷たくて食べやすくてさわやかでいい。
サクレ、30歳超えて初めて食べましたが、大人のためのシャーベットです。
サバ缶

サバ缶の使い道がまったく分からなかった。あの頃。
小木戸博士にもらったポケモンを手に、今やりっぱなサバ缶マスターへの道を、サバチュウと共に旅しています。
どうも、さとしです(マジでさとしです)。
本当に便利ですね。なにか作らないといけないけれど調理する元気のないとき。
サバ缶さえあればすぐに食べ応えのある料理ができます。
汁物、炒め物、煮物、果てはおつまみ、和風、洋風、東南アジア風、なんでもござれ。
さながらポケモン世界のすべてのジムをピカチュウ一体で制覇する小学生並みの万能感。
とくによく作るのがサバ缶パスタです。

オリーブオイル漬けのがあったので買ってきました。
いつもは普通の水煮ですが、これは楽。

サバ缶パスタはサバ缶をオリーブオイルで炒めてパスタと合わせるので最初からオリーブオイル漬けになっていると楽そう。

タマネギを薄くスライスして、

フライパンにサバ缶の中身全てとインして炒めるだ…、あっっっつい!!!!
このサバ缶のオイル漬けめちゃめちゃ油ハネする!!

火を止めました。水煮もはねますがオイル漬けなら大丈夫だろうと高をくくりました。みなさんお気を付けて。

サバを木べらでよくつぶし、

ばらけさせたら、

鷹の爪を入れ、

蓋をして火にかけます。
中火でしばらく。サバを少しこがしたほうがおいしいので遠慮無くいきます。

いい感じですね。

そこに日本酒少々を入れてアルコールを飛ばしたら、

パスタを入れて塩少々、白コショウを少々入れ、

醤油をひとたちして炒め合わせます。
このとき、醤油は本当に少しだけ。なぜなら後でまたかけるから。

パスタが油分を吸うのでパスタの茹で汁で水気をととのえて一煮立ちさせ、

完成。
2人前。見た目はよくないのですがこれがおいしいんです。

サバ缶を少しこがしてあるのでサバ独特の臭みはなく、食欲をそそる香りが立ち上ります。

ここに生醤油をかけまわします。
というのも、このパスタ、生醤油がめちゃくちゃ合います。
香りも味わいも非常によくなるので、ぜひ召し上がる直前に生醤油を。
そのため調理中の塩気は少し抑えめにするといいですよ。

では、いただきます。
うん! うまい! サバの旨味とパスタのモチモチ食感、醤油の香りとうまい塩味もあいまっていつもよりたくさん食べしまう。

そしてこいつはすりニンニクが抜群の相性のよさを発揮します。

醤油、サバ、パスタ、オイルの絡んだところに火をとおしたニンニクではなく、生のやつをのせ、

あえて音をたててずるるっとすすると、これがいい!

2人分とか言っていましたが1人で食べ終わってしまいました。
サバ缶は本当に優秀です。
さあ、次の街に行こうぜ! サバチュウ!
チョンジュアピン

台湾の屋台料理であるチョンジュアピンというやつ。
ツァンジュアピンだったりチャンジュアピンだったり日本語での表記にぶれがある商品です。
まあ、外国語の場合は日本語の語感に直すとよくありますよね。
以前、オーストラリアでデーツとビーツを間違えてビーツの水煮のみを鉢に盛ったものという攻めたメニューを提供されたことがあります。
思い出したくもないク○思い出です。

読んで字のごとく、ネギ入りの餅、ではなくて、ネギがちょこっと入ったパイ生地とクロワッサン生地の中間のようなものでして。
これが抜群にうまい。
サクサクしているのにもちっとした部分もあり、お好み焼きやチジミなどとはちがう粉もので。

ちなみにこのビジュアルで作れます。最近めずらしいちゃんと実製品を使った写真広告だと感心しました。
結構フードコーディネーターが別途用意した食材で作ったものをスタジオ撮影することもありますからね。

冷凍で売られているので、それを解凍せずそのまま調理します。
冷凍は日持ちするし本当に助かる…。
日本の気候が変わったのか我が家の空調が悪いのか食材をうっかりカビさせてしまうこと、あるんです。
足の早いものから調理するように気をつかってはいるのですが…。

こういう油紙みたいなものに挟まれています。

こいつです。

油をひいて熱したフライパンにイン。中火くらいでいきます。結構こげやすいので強火だとすぐやられます。
ちなみに、ガス台の油ハネはサバ缶パスタの名残です。勘弁して!

焼き目がついたら裏返します。

こげ目から生地を丸めてからつぶしてひらたくしているのが分かりますね。
これがいい食感になるんですよ。

そして完成。
本当はフライパンの上で両側から中央に向けてつぶし、ソースなどを塗って折りたたんで食べるものだそうです。
僕はそのままむしって醤油かけて食べるのが好き。

外がサクッとしているのがうまい。

ネギはなんとなく風味で感じる程度です。が、これが逆においしい。

醤油たらして、

外サクサク中モチッの食感に油ののった味わいがマジでいい。お酒も合うよこれ。
チンタオビール飲みたくなった。

見た目よりもお腹にたまらないのもいいですね。
さて、一応台湾屋台の味でも作ってみましょうか。といっても僕は台湾行ったときに食べていないので、実食してきた人からの感想をもとにつくります。

まず、さきほどと同じように両面焼きます。

同時進行でタマネギとベーコンを炒めます。

焼き上がったら両側から中央にむけてバリバリつぶします。

こんな感じに。
これ、巻きやすいようにするんでしょうね。あと、クロワッサンのような巻き生地なので独特のフワフワ食感も出るので、こうして食べると食感もよくなります。

そうしたらフライパンに卵を落とし黄身を割ながら薄くのばし焼いた生地をのせて卵をくっつけます。

しばらく熱を通すと生地にくっつくので、そうしたら裏返して、

卵部分にソースをぬります。
聞いた話ではこのソースも独特の風味があったほか、ピリ辛の甘味噌のようなものも塗られていたそうですがお家にないので中濃ソースとスイートチリソースを塗っています。

で、さきほどのタマネギとベーコンをのせ、

おりたたんだら完成。
ベトナムのバインセオに似ていますね。こちらのほうが大分具材が少ないですが。

では、いただきまーす。
うん、全然ちがう味わいです。なんというか、急にお腹にたまる感じが出ます。
卵ってすごいな。急に食べ応えが。

正直、醤油かけたほうが好きですが、こちらのほうが好きな食べ方だという人が多いと思います。
僕はタマネギに火を通しすぎましたね。もう少しシャキッとしていてもおいしかったかも。

本来はハンバーガー的に包み紙ごしに手で持って食べるそうです。

やっぱりなんとなく屋台感ある。賑わっている市場とかで食べたらもっとおいしいんでしょうね。

はー、お腹いっぱい。
中身なしなら2枚くらい普通に食べられるのですが、やはり具材を入れると1枚で十分です。
チュロス

マヘソ、のチュロス。
僕チュロス大好きなんです。外サクっと中モチッとって、チャンジュアピンと同じ食感ですね。
こういう食べ物が好物なんでしょう。

スペイン、行ったことない。

中にシナモンシュガーの入った小袋があります。
最初乾燥剤かと思った。

作り方は冷凍のままトースターで少し焼き色がつくまで焼けば完成。
シナモンシュガーをお好みで。
この手軽さがいいんですよ。食べたくなったらすぐチュロス。

このシナモンシュガー、マジですぐなくなります。
お店で売っているくらいの量を想定してしようすると2回くらいで空になるので注意。

うっま。このどくとくの食感チュロスならではだな。

ちなみに、僕は今回最初のほうで紹介したヌテラのスプレッドが合うと思っています。

これこれ。では、失礼しまして…。
うまあああああ!! シナモンシュガーを少しかけておくとシナモンとチョコレートの合わせ技で血糖値とコレステロールがラインダンスしながら僕を仲間に入れようと迫ってくる!
おい! 俺も肩くませろよ! 一緒に踊ろうぜ!!!

つーことで、のじ家食卓のレギュラー化したやつらの紹介でした。
巣ごもり3年目ではっきりいってこの30倍くらいの新しいものに挑戦し、惜しくも失敗してきました。
今後も失敗しながら挑戦を続けていきます。