最近自宅の壁紙を貼り替えまして。
以前はジンギスカンやら、すき焼きやら、ちょいと楽しい夕食のときは食卓にガスコンロを置いて調理していました。
が、
「新しい壁紙に匂いがつくのでは…」「油が飛んでシミができるのでは…」「煙で色味が変わるのでは…」などという不安がつきまといできなくなりました。
しかしやはり肉の焼ける匂いや音、うっすらとつくいい色の焼き目、こういったものを眼前にしながらご飯をかきこむのは大変喜ばしい。
なんて話をしていたら煙の少ないタイプのガスコンロがあると紹介されたので手に入れてみました。
やきまるⅡというカセットコンロ。

「Ⅱ」はマーク2 ということでしょうか。マーク1はどうだったのだろう。
最初に結論を書いておくと、新しい壁紙の下で使用する勇気は出ませんでした。
さあ、早速試してみましょう。焼肉グリルなので、やはり肉を焼くのがいいでしょうね。

まずはこちら。豚コリコリ。
北海道で買ってきました。北海道は豚の一大産地です。
先日驚いたのが養豚が盛んなことを知らずにラムなどの羊肉の産出が多いち思っている方がいたのですが、北海道産ラム肉はマジで貴重です。
北海道のジンギスカンのほとんどは外国産羊肉を道内でジンギスカンに加工しています。
もしも訪れたお店で国産ラムのジンギスカンなどあればそこそこ金額が高くても一度味わうことをオススメします。ほんとにうまいんだって。
ちなみにコリコリは豚の血管だそうです。初めて食べます。

火を入れて温まったやきまるに豚コリコリをのせます。ちょっとまだ怖いのでキッチンで焼きます。
うん、たしかに煙少ないかも。画像的には冷めた鉄板にコリコリが乗っているように見えますが触れないほど熱くなっているんですよね。
期待大。

焼けてきました。
画像で見ると煙がないのでなんだかおいしそうに見えません…。
いや、こちらとしてはありがたいのですが、こう、画像がね…。
いわゆるシズル感がない。ちなみに音はジュージュー言っています。
それから多少なり煙は出ます。撮影するとうつらない程度ですが。
あと、匂いは普通の鉄板を使用しているのと変わらないですね。
これ、壁紙に匂いうつりそうだな…。

では、とりあえず一食。
うまい! ちゃんと焼けてる! 熱々で。これいいね!
油ハネも少ないし。フライパンで焼いても結局調理後にガス台掃除したり、煙が多くでれば換気扇掃除したりで面倒だったのですが、これは楽だわ。
掃除は必要だけれどガス台より10倍楽。
あとこの豚コリコリ、すごい美味しいんですけれど。
豚の血管ってこんなにうまみがあるんだ。

続いてラム肉いきます。
もちろん国産なんて買えませんのでニュージーランド産。
ジンギスカンとちがって味付けされていないやつ。

厚切りも美味しいけれど薄めの食感もいいんですよね。
タレに漬け込んだやつも美味しいけれど、これもうまいのよ。ジンギスカン好きな人にぜひお試しいただきたい。

野菜と焼きます。
いや、その場にいると音と香りが食欲をそそりますが、画像では煙が出ていないと食後の残り物が冷めたような見た目に。
なんて皮肉なんだ…。我々がいかに視覚情報に惑わされながら生活しているのかが分かる…。

道民御用達のベル食品のジンギスカンのたれでいただきます。

横に野沢菜が映っていますがまったく関係はありません。
こいつにたれをかけて。

いただきます。
うまい! 当たり前ですが熱々です。でも、なんか画像にすると美味しそう感がでないんだよな−。
コゲがないからかな。でもうまいんだよな−。
食べているときよりもこの記事を書いている今、脳がバグる。
思い出と画像のシズル感の齟齬がありすぎる。

豚コリコリとタマネギも焼けた。

これ、ご飯に合います。血管だけれど。
食べているときは気づきませんでしたが、血管丸出しな見た目ですね。本当に読んで字のごとく血管丸出しで。

ジンギスカンも、ぼくはお酒よりも米が合うと思っている派です。
ちなみに北海道でいただくときはお茶碗にもったご飯ではなくおにぎりが出てくることが多いです。
これもまたうめえんだ。
ということで、やきまるⅡを買ってみたんですが、非常にすぐれものではあるものの僕はキッチンで使用することにしました。
いや、煙は本当に少ないんです。画像なんておいしそうに見えないくらい煙見えませんからね。
ただ匂いはやはり出るので、壁紙につくかも…と思うとちょっと怖く。

なんせ味噌ダレホルモン焼いても、画像でみると冷めているように見えるくらい(ちなみにこれ熱々です)。すげえ機能です。
キッチンで使用してもガス台を汚さないので便利ですね。お肉焼いた後のおそうじが楽なことがどれほど有益か、自炊する人はご存知でしょう…。
いまも1週間に1度は登場してなにかしら焼いています。
ちょっと焼肉の煙が換気扇からモクモク出るのも困る、という方、一度お試しを。