さまざまな人のご意見を無視して JAZZ CDショップを開きました。ありがとうございます。

こんにちは、モジカル編集部の のじさとしです。

さて、さっそくですがご報告を。モジカルの中のジャズプロジェクト AOI JAZZは、ジャズを中心に取り扱うネットレーベルへと変わる、予定です。

WEBメディアのみの活動を想定して立ち上げましたが、いろいろな人のお話を聞いている内に、リアル店舗を持つことの大切さを痛感し、小田原じてんしゃ工房内に音源を試聴、購入できる場所を設置しました(音源制作事業は現在準備中です。もうしばらくお待ち下さい)。

ますます何屋か分からなくなってきましたが、とりあえずご報告です。

そもそもなんで開店したか

AOI JAZZ店舗
理由は1つ。近隣にJAZZの音源を手に入れることのできる場所が、ほとんどというか、ほぼないからです。

“ない”というのと、“行かない”という言葉の間には、大きな違いがあります。

学生の頃に感じた、JAZZの音源を買いに行って、帰って聞くまでのあの楽しみな気持ち、そもそも、ジャズをまだ知らなかった頃に、CDショップの売り場で初めて聞いたエバンスのピアノの旋律、誰かも知らなかったけれど、美しいと思ったユセフ・ラティーフのスパルタカス、そんな経験をする場所がそもそもなければ、もしかしたらこれからジャズという音楽の中に、偉大なジャイアントステップスを刻むかもしれない人間が、「ない」ことによって素通りしてしまうかもしれない。

そして、そういった芸術面での活動を、“できる”人たちがやらない。

「ならば、無理矢理にでも、とりあえず創ってみよう、その後どうなるかは分からないけれども、もしかしたら箸にも棒にも引っかからないかもしれないけれど、誰もやらないなら、やってやる」そんな思いで開店する運びとなりました。

AOI JAZZ店舗2
非常に多くの方から、「やめとけ」とご進言をいただきました。ありがとうございます。

そのすべてを無視して、2月1日からスタートいたします。

僕も、1人の事業責任者として、「やべえセンサー」がビンビンに働いています。それでも、ジャズは廃れた、と映画でも本でも、雑誌の中でも言われる中で、“自分のやれる範囲で…”なんて生ぬるいことを言わずに、自分のやれる範囲を大幅に飛び出して、ちょっとでも抵抗したい。

好きな音楽を好きなようにやるのに、何が悪いんだ。

そのために、わりとたくさんの準備を行いました。しかしながら、いまだ手作り感満載です…。

それでも、とりあえず、まずは小さな一歩から。

棚
全音源の試聴が可能です。むしろ、試聴してもらえるようにセッティングいたしました。

そのため、あんまりコレクターの方に向いた状態ではないかもしれません。

大手のショップのように、数ないです。資金不足です。すいません。

試聴ブース
試聴環境、普通のプレーヤーとヘッドフォンです。

それでもよければ、是非。

とりあえず「ジャズが好きだ!」って気持ちだけは、ほかのお店よりも強い場所です。あと、わりといいやつ置いています。この2点だけは自信があります。

お暇なときのご来店、お待ちしております。

AOI JAZZの場所

小田原じてんしゃ工房店舗
小田原じてんしゃ工房内に設置されています(画像の奥。展示スペースの一角です)。


外観はこんな感じです。外から見るとまったく分からない! 勇気を振り絞ってご入店ください。

月曜定休です。9:30ごろ〜18:00までの営業しています。



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大学卒業後に新聞社に入社、その後ビジネス書の制作を得意とする編集プロダクションに転職。フリーでWEBや紙媒体での企画、編集、執筆、撮影などを担当し、現在はモジカル編集長。趣味の料理が高じてレシピ記事なども制作。