かまぼこ通りを行く
ちょっと散歩するつもりが半日以上歩き続けて夕方近くとなってきました。
やってきました。かまぼこ通り。小田原はかまぼこが名産。お土産なんかに最適なんですが、少し前にかまぼこ通りというストリートができました。
行ったことがなかったので、この機会に立ち寄ってみましょう。
ちょっと想像していたかまぼこ通りとは違った。
もっと「かまぼこだよ!」「こっちのかまぼこのがうまいよ!」「ああ〜! もう今日は投げ売りだ! もってけ泥棒!」みたいな、上野のアメ横的なものを想像していた。
こちらは、お店がひしめきあっているというよりも、有名かまぼこ店が50mおきにある感じ。
まあ、時間帯もあると思うんですが。
鱗吉(うろこき)さんですね。お店の前に到着した瞬間、図ったかのように店じまいが始まりました…。
タイミングがいいのか、悪いのか…。
昔の、かまぼこの素材となるお魚の水揚げについての資料などが展示されていました。
カゴで魚を運ぶ代わりにブリ1匹…。これは現代ではめちゃくちゃお得だぞ。
天然のブリ丸一本て、万円いきますよ万円。
ブリ食べたくなってきた。「なかもら、水揚げ手伝ってくるか」と話しかけると「えー、めんどくせえよ」と一言。
こいつ…。
通りを離れる
少し行ったところに、このような情報看板が。
へー、明治天皇が宿泊されたところか。
と、また少し歩くとなりわい交流館に到着。ここは観光情報の仕入れられる休憩施設ですね。
今回は、スルーします。
へっちょい発見
「おい、なかもら行くぞ」と振り向くと、遠方を見つめています。
視線の先には、こちら。
インパクト半端ない。なんなのこの語呂のいい言葉。
なりわい交流館のはす向かいほど、風月堂さんのお菓子のよう。
へっちょいとは箱根を越えるカゴかき、通称 雲助が、道中のかけ声とした言葉。それをモチーフとした和菓子らしい。
はぐれ雲 思い出した。
へっちょい! へっちょい! と声をあげるとなかもらがカゴをかきだします。
あれだ、山梨の銘菓 信玄餅のさらにやわらかな食感って感じだ、中に蜜も入っていて、香りも甘露で。
小さな公園の花
単独行動すげえ。某タクティカル・エスピオナージ・アクションの、伝説の傭兵かよ…。
なにこれ。戦死した友の墓前に立ちすくむ主人公みたいになってる。なにしてんのこの人。
よくよく見てみると、小さな公園のようなスペースに机とイスがあり、造花が飾られています。
本のチョイスと同封物のセンス半端ない。デ●アゴスティー二も真っ青だぜ…。
ペイントされた石も飾られていました。誰かが、誰かのためにやっている。
見えないところに、人の存在を感じる一幕でした。
その後、僕となかもらの母校である三の丸小学校近辺を歩きました。
ここいらで散歩もおしまい。
相変わらずだな、おい。
皆さんもフラッと散歩に行くと、自分の街の知らない部分が見えてくるかも。