最近調味料に凝っていて、塩を変えてみたり、醤油を変えてみたり、みりんを変えてみたり、と試行錯誤していたところ、そもそも料理屋とは使っている水が違う、なんて話しを聞きました。
それなら、お水を変えてみるかと考えたんですが、さすがにペットボトルなどで売っているミネラルウォーターを使うのはコスト的にちょっと…。
井戸水をくみにいく
車で少し行ったところに井戸水をくめるところがあると聞きつけてやってきました。小田原市にある足下地蔵尊。
なんか水を汲みに来てはそのまま水だけ持って行ってしまう人もいるんですが、お気持ちはお賽銭箱に、ということでお賽銭を入れて一拝み。
井戸水を飲んでみる
ん〜、うまい! 香りがいい! 水道水もそうとうおいしいけれど、これはレベルが違う。後味がスッキリ。ペットボトルのミネラルウォーターとも全然ちがう。
鮮度? 水質? よく分からん、が、とにかく違う! これは飲んでもらわないと分からないな−。
さっそく使ってみる
それはパスタ! いつもディチェコの11番を買ってくるんですが、最初はディチェコが小麦でも変えたのかと思うくらい小麦の香りが変わる。
しかも、舌触りも変わる。うまい! うまい! もう戻れない!
そして紅茶。と、お茶類。スッキリとしていながらお茶の風味が際立って、口当たりもいい。
この茶葉、本当はこんな香りと味だったんだ…、なんてしみじみと小さな庭を長めながら紅茶をすする。
お料理、というよりも口に入れるものは、水を変えるだけで大きな違いがある。そんな当たり前のことに気づく31歳。
氷をつくる
前に行ったBarで、マスターがお酒に使用する氷は山の清水からつくったものしか使用しないと豪語していた。
たしかにあのお店のお酒はおいしい。同じメーカーのものを家で飲んでも同じ味わいではなかったのは氷に使用する水かもしれない。
前に購入したアイスモールド(製氷皿)を引っ張り出す。
やっぱりお酒にはこの形。
最近ハマっている青リンゴのリキュールを入れます。カルヴァドスより、こっちのが好きかも。
うん、もう井戸水の氷以外でお酒飲みたくない。このお酒こんな味だったっけ? もっと安っぽい風味だったのに。
恐るべし、水の違い。
カップラーメンを作ってみる
ほかにもご飯を炊いても、野菜の下茹でも、スープも、出汁も、なにもかも一段、いや二段おいしくなる。
最期に、こいつを試してみたい。
ちょっと辛めで、ネギの風味が特徴的。
あれ、なんか微妙? すっきりしすぎていてパンチがない…。ネギラーメン独特の辛みがスッとのど元を去って行ってしまう。
井戸水、おいしくて何に使用しても驚きの連続なんですが、カップラーメンには合いません。
ジャンキーなものは、あまりいい素材を用意してもそれなりにしかならないらしい。
なかもらにも食べさせてみた
たまたま別件でひともじ所属ライターの なからもがきたので、急遽パスタをつくって食べさせてみました。
のじ どう?
と、なかもらも驚く井戸水で茹で上げたパスタ。
きっと、あなたの近くにもある井戸水。是非探してみてください。日々の食事がびっくりするくらい変わりますよ。まあ、カップラーメンにはオススメできませんが…。