2026年来日したら見に行くべきジャズミュージシャン6選

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こんにちは、野澤です。2026年もよろしくお願いいたします!

今年もたくさんアルバムが出たり、海外ミュージシャンが来日ライヴを行うでしょう。

そんなジャズライヴ、見に行くご予定は立てていますでしょうか。

気がついたら生で見たかったミュージシャンの来日スケジュールが過ぎていた。すごいメンバーが来ているのに自分のスケジュールが合わなかった、など、私自身もよくあります。

今回は今年前半オススメするライヴを6つほどご紹介したいと思います。

ACTION TRIO(1/30〜2/1) Place: 丸の内コットンクラブ

※注)こちらのライヴは記事公開時に最終日となっております。

デイビッド・ビニー(Alto Sax)、ペラ・クスルタイッチ(Bass)、ルイス・コール(Drums)のトリオ。

ルイスコールは今や全世界で注目を浴びているビートミュージック系のドラマーです。

まだ生でみたことはないのですが、音源で聴く限りシャープでアグレッシブなリズムには圧倒されること間違いないでしょう。

サックスのデイビッド・ビニーは玄人向けの音楽ですがルイスと絡むことによってポップで聴きやすいサウンドになっています。

エレクトロ系が好きな方、テンションが上がるようなライヴを求める方にオススメです。

事前にこのアルバムを聴いて予習しておけば100%楽しめますね。

https://davidbinney.bandcamp.com/album/action

1曲目の”Action”や3曲目の”Power”、7曲目の”Outer Moat”がライヴで聴けると個人的にはアツいですね。

ルイス・コールのバンドKnowerをより強化したようなアンサンブルとアドリブが展開されそうなのがアルバムからも感じられます。

ライヴならではですがきっとメンバー全員キーボードが弾けるのでルイスコールがドラムを叩きながらキーボードを弾いたり、デイビッドもサックスを吹かない時はキーボードを弾いたりするのではないかなと予想しています。

そういう自分の楽器でない役割をバンドで分担して演奏するのもライヴならではの演出。ぜひ生で見ておきたいです。

https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/action-trio/

AVISHAI COHEN NEW TRIO (2/6,7) Place: Blue Note東京

毎年精力的に来日するアヴィシャイ・コーエンですが全ステージ大盛り上がりを見せるほど常に大人気のベーシスト。

今回はイタイ・シムホヴィッチ(Piano)、エヴィアタール・スリヴニク(Drums)というイスラエル系の若手ミュージシャンと来日します。

若手といえどアヴィシャイが連れてくるメンバーは毎回エリートメンバーです。

イスラエルでのジャズ教育は世界一と言っていいくらい英才教育が進んでいます。

ニュースクールに私が在籍している時にイスラエル人の友達から聞いたのですが「小さい頃からジャズをアカデミックに習う教育が進んでいるんだ」と教えてくれました。

実際イスラエル系の同期でベースのオアー・バラケット、ドラムのダニエル・ドアー、ピアノのエデン・ラディンは超絶的なテクニック、耳、アンサンブル能力を持っており理論もコードのテンションもすぐに聞き分けて授業でもすぐに回答してしまうほど基礎が違います。

そんなイスラエル系でもアヴィシャイが選ぶピアニストとドラマーですから期待を外すことないでしょう。

イタイ・シムホヴィッチは14歳で早々とデビュー。明るい音色を持ちながらも大人な落ち着いた演奏ができる若くて成熟したプレイヤーです。

ドラマーのエヴィアタール・スリヴニクも現在ニューヨークでデイビッド・キコスキーやジョン・エリスなど活躍するミュージシャンとすでにキャリアを積んでいます。

ニュートリオという名でフレッシュな感じがしますが実際フタを開けてみるととんでもないライヴになると個人的には思います。

https://www.bluenote.co.jp/jp/sp/artists/avishai-cohen-trio/

ドラマーが違ったりホーンメンバーがいるので多少違うとは思いますがここから選曲するのではないのでしょうか。

その前のアルバムからだと「 Brightlight」も聴いておくとアヴィシャイのバンドのサウンドがよくわかると思います。

created by Rinker
Zach Top

関西方面でも演奏するのでそちらに住んでいる方もチェックしてみてください。

https://eplus.jp/sf/detail/1146720001

GILAD HEKSELMAN TRIO(2/23,24,25)  Place:丸の内コットンクラブ

現代を代表するギタリストのギラッド・ヘクセルマンが来日です。

個人的2025年のベストアルバムでも取り上げた作品から演奏するのではと予想していますのでとても楽しみなライヴです。

メンバーはリック・ロサート(Bass)、JKキム(Drums)。

リックは若手の中でも今一番売れているベーシストで引っ張りだこのベーシストです。

ナチュラルなサウンドでインテリジェンスなアンサンブルを得意とするので、新しいCDで弾いていたラリー・グラナディアとタイプが似ていると思います。

ドラマーのJKキムは今ニューヨークで一番活躍するアジア人のドラマー。

黒人系のドラマーが活躍するニューヨークでここまで名を上げたアジア系のドラマーはいないでしょう。

彼のドラムもCDで参加していたマーカス・ギルモアに相当サウンドが似ています。

似ているレベルを通り越して一緒なくらいJKがマーカスを好きすぎるのがプレイからわかります。

最近は結構オリジナリティが出てきてマーカスとは違ったサウンドがこのライヴでは観れるのではないかと思います。

YoutubeやInstagramで調べて見てみるとアーロンパークスのバンドやビブラフォンのサイモン・モリアーなどのビッグネームのバンドで活躍している様子が見られますし、JKキムの現在のスタイルもチェックできます。

綺麗な楽器の音色を楽しみたい、ナチュラルな音楽を浴びてみたいというライトな層にもオススメですしコンテンポラリージャズ好きにもとてもオススメなライヴです。

https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/gilad-hekselman/

ROBERT GLASPER TRIO(3/12〜16) Place: Blue Note 東京

もはや説明不要ですが念のためにご紹介。

ジャズ界にヒップホップを融合させて新しいジャズの時代を切り拓いたパイオニアのロバート・グラスパー(Piano)のトリオ+ジャヒ・サンダンス(DJ)のライヴです。

最近グラスパーのライヴを見ていないのでどこまで進化しているかわかりませんがこの間ドラマーの石若駿さんのライヴ「Jazz Not Only Jazz」の配信を見たのですが、割と初期の曲をやったりトラックを混ぜたり今までの活動から幅広いレパートリーの中から選んでいました。

グラスパーの凄さはテクニックだけでなくバンドで作り出す空気感やテンションのコントロールがずば抜けています。

リスナーみんながわかりやすいオシャレな音楽ですがよく聴くととんでもない情報量でバシバシメンバー間でアンサンブルしています。

しかも今回はグラスパーのトリオの初期メンバーのドラマーであるダミオン・リード。シャープでスピード感のあるドラムがグラスパーのサウンドをさらに引き上げています。

飲み込まれるような音楽のパワーがこのグラスパーから感じることができるので予約困難で難しいですが行けるなら行きたいライヴです。

https://www.bluenote.co.jp/jp/sp/artists/robert-glasper/

PAUL CORNISH(4/3,4) Place: Blue Note 東京

ブルーノートレコードが今一番推しているピアニストポール・コーニッシュ(Piano)がいよいよ来日!新譜とレコーディングメンバーを引っ提げてのライブがブルーノートで行われます。

ジョシュア・クランブリー(Bass)ジョナサン・ピンソン(Drums)のレコーディングメンバーと一緒なのでバッチリ仕上がった曲やバンドサウンドが生で聴けるかと思います。

このベース、ドラムのお二人は忙しすぎて今はなかなか生で見れないですしこの組み合わせはかなりレアですのでその空間でトリオのサウンドを体感したいですよね。

ポールコーニッシュのアルバムはこの間取り上げた2025年個人的ベストアルバムに選んだ以前の記事で説明しているのでアルバムとライヴとでどう違うのかを見てみるのも楽しそうです。

https://www.bluenote.co.jp/jp/sp/artists/paul-cornish/

ジャズ・アット・リンカーンセンター・オーケストラ&ウィントン・マルサリス

現代ジャズトランペッターを代表するウィントン・マルサリス率いる世界最高峰のビッグバンドジャズオーケストラ「Jazz At Lincorn Center Orchestra」(以下JLCO)が20年ぶりに日本に帰ってきます。

ウィントン・マルサリスはジャズの原点を大切にしているプレイヤーでニューオリンズジャズやトラディショナルなものを扱っています。

サウンドとしては磨き上げられた雑味がほぼない綺麗なサウンドの持ち主でバンドもトップクラスのプレイヤーたちが集まっています。

私の大好きなドラマーのオベッド・カルベーレもこのビッグバンドのメンバーなのでとても楽しみです。

そして3/20と21はゲストにクラシックとジャズも両方で活躍するピアニストの角野隼斗氏。

元々クラシックですごいピアニストですが数年前からジャズの界隈でも活躍するようになりました。

角野さんとはたまたまご一緒に演奏する仕事がありましてリハーサルでの的確なディレクション、そして耳の良さにはびっくりしました。

一緒に演奏していたギターのテンションの音が違うからそこ変えてほしいとか、ベースラインを変えたいからこっちのコードにしたいという意見を、一回演奏しただけで指示ができたり。

当時はアドリブにまだ磨きがかかる前だったのでジャズっぽいフレーズを用いて演奏している感じでしたが、勢いやアンサンブル能力は並大抵ではないポテンシャルを発揮していたので只者ではないと思っていましたが、数年でこんなにビッグネームになられるとは。。

ウィントン・マルサリスもクラシックとジャズを両方できる唯一のトランペット奏者ですので同じバックグランドを持つこの二人とリンカーンジャズオーケストラの共演はこの先実現するのかわからなりません。

今のところ2026年一番オススメのジャズコンサートです。

https://jlco-japan-2026.srptokyo.com

 

以上今年発表されているライヴイベントを6つご紹介させていただきました。

個人的に見に行きたいライヴばかりですが、日本ではなかなか生で見れる機会が少なそうなミュージシャンが多いです。

どれも素晴らしい内容になるのは間違いないと思いますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

今年もたくさんライヴを見たりジャズを聴いたりして豊かな1年にしてくださいね!



ABOUTこの記事をかいた人

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野澤宏信 1987年生。福岡県出身。12歳からドラムを始める。2006年洗足学園音楽大学ジャズコースに入学後ドラムを大坂昌彦氏、池長一美氏に師事。在学中には都内、横浜を中心に演奏活動を広げる。 卒業後は拠点をニューヨークに移し、2011年に奨学金を受けニュースクールに入学。NY市内で演奏活動を行う他、Linton Smith QuartetでスイスのBern Jazz Festivalに参加するなどして活動の幅を広げる。 NYではドラムを3年間Kendrick Scott, Carl Allenに師事。アンザンブルをMike Moreno, Danny Grissett, Will Vinson, John Ellis, Doug WeissそしてJohn ColtraneやWayne Shorterを支えたベーシストReggie Workmanのもとで学び2013年にニュースクールを卒業。 ファーストアルバム『Bright Moment Of Life』のレコーディングを行い、Undercurrent Music Labelからリリースする。 2014年ニューヨークの活動を経て東京に活動を移す。現在洗足学園音楽大学の公認インストラクター兼洗足学園付属音楽教室の講師を勤める。