ニューヨーク行く前に知っていたら便利だったこと

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アメリカ ニューヨーク州 ニューヨーク市。5泊しかしていないんですが、なにぶん英語がしゃべれない一般的な日本人な上に、英語圏の国への海外旅行は10年ぶり2回目(1回目はハワイ)。

そのため、初めて聞くような英語表現や目にすることばかり。

あたふたしていると、かならずニューヨーカーたちが一声かけてくれて、なんとか楽しく過ごすことができました。

今回は現地に行く前に知っていたら楽だったな、ということを備忘録的に記しておきます。

Room For Milkという英語表現

ニューヨーク コーヒー
ニューヨークに着いたばかりのときに、時差ボケの眠気覚ましにコーヒーでも飲むかとコーヒーショップに。

いわゆる日本の喫茶店でいうところのブレンド的なものがなく、Dripと表記されたのがブラックコーヒーだと言われ(おそらくそう言われた)、注文。

その際、店員さんが、

「○□×☆ Room For Milk △□×○?」

と、話しかけてくる。

るーむ? 部屋? は! まさか宿泊先? これは、この店員のお姉さんに気に入られたのか!? 部屋に行きたい的な? うひょひょひょーい。

と思ったんですが、ジェスチャーを交えて教えてもらったところ、コーヒーカップにミルクを入れるための空間を残すか、という意味らしい。

ニューヨーク コーヒー
のー、さんきゅー。と言って受け取ったカップには、なるほど、なみなみとコーヒーが注がれている(画像は別のお店のですが、こんな感じだった)。

スターバックス的な感じでコーヒーとかミルクはカウンターみたいなところにあつめられており、砂糖だけ入れていたら、となりの人がわりとたっぷりミルクを入れている(3分の1くらいミルク)。

ああ、日本よりもミルクたっぷり派が多いんだ。だから、コーヒーいっぱい注ぐとミルク入れられないってことね、と、勉強になりました。

みなさんも、Room For Milkと言われてもぬか喜びしないように。しかし、かわいらしい親切なお姉さんだった。

Plastic?

デリという、いわゆる日本のコンビニ的なお店のレジにて。

お会計をすました後、店員さんが「Plastic?」

なに、ぷらすちっく?

どういうこと?

と、思ったら、袋を出してヒラヒラ。

ああ、プラスチックの袋に入れるかってこと? マジで悩んだよ…。

多分 Bag とも言われているんでしょうけれど、僕の耳には聞こえない。

もしくは略したのか。

日本の英語の授業ほんと役に立たないな。

変に発音を真似るよりもそのまま言ったほうが伝わる

ここまで記載した通り、とにかく英語というものがよく分かりません。

まあ、覚える気もないのですが、なにぶん英語の国なので、注文も会話もすべて英語です。

初日に前に並んでいる(ニューヨークのお店は結構並ぶ)人の注文をそっくり真似て、同じような発音で言ってみたのですが、全然通じません。

ほんとに全く通じない。Sorry? とかいって聞き直されるしまつ。

そこで、

「とーる ほっと らて」と、日本語の発音で言ったら、通じました。

「ほっと」が伝わりにくいみたいですが、

「ほっとどっく わん」も、「わっつ でぃす」も、「でぃす わん ぷりーず」も通じます。

「ほっとどっく わん」は、別に言葉をかけた訳ではありません。

ヘタに発音を真似るよりも、普通に話しかけたほうがいいみたいです。まあ、あとは指さしとジェスチャーでわりと伝わります。

強面のニューヨーカーでも、お店の方はひっじょーに親切です。ちょっとぶっきらぼうな対応もあるんですが、なんだかんだちゃんと注文できます。

クレジットカードはICチップ付きのが楽

ニューヨークでの買い物はほとんどクレジットカードで支払いをしました。現金払いよりもクレジット払いのが主流。

ほとんどの場合、店員さんにカードを渡すタイプではなく、レジの客側にカードを入れる機械があって、自分でそれにカードを通して終了。

が、スライド式のカードがなぜか毎回反応しない。

2〜3回やってもダメ。向きが違うのかと反対でやってもダメ。

そこでICチップ付きのカードを入れると超すんなり受け付ける。

機械がぶっ壊れているのかもしれないけれど、ほかのお店でも2回ダメ。

ほかにお会計している人を見てもICチップ付きの人が多いので、もしもスライド式カードならばICチップの付いたやつに交換してから行くと楽だと思う。

日本でもコンビニのレジのカード払いが同じようになってきていて、やっぱりチップ付きが楽。

7ドル以下は現金のところが数カ所

ニューヨーク 水
コンビニ的なお店でお水を買おうとしたら、クレジットカードはダメ、とのこと。

よくよく聞いてみると、7ドル以下は現金だけ、らしい。場所によって違い、問題ないところもあったんですが、NGなお店に7ドル以下は現金的なことは書いていない。

現金だけ、ということを言われているのが分からず、会計を受け付けてもらえずちょっと泣きそうになりました。

コーヒー屋さんとか、テイクアウトのお店は使えるところもあるんですが。

Square,、というマークはクレジットカード決済の会社のもので、このマークがあれば屋台みたいなところでもカードを使えます。

Squareの場合は領収書をメールで送るか聞かれることもあるので、必要ならお店のタブレットにメールアドレスを入力する。

これが最初何言っているか分からなかった。男32歳、ここでもまた、泣きそうになる。

マクドナルドはタッチパネル式で注文

ニューヨーク マクドナルド
日本でもおなじみのマック、店舗によってタッチパネル式注文なんですよ。

注文方法は他サイトが大量にハウツーを書いているので割愛しますが、口頭注文よりもパネル注文の方が料理の提供が断然早い。
で、注文の始めに、店内で食べるかテイクアウトかを入力するんですが、どちらにしろテイクアウト、つまり「To go」にしたほうが楽。

店内で食べるのを選択すると、店員さんが席まで持ってきてくれるんですが、マジで面倒くさそう。

宿の近くでジュースを注文して待っていたら、鬼雑に卓上に提供され、怒りの一瞥をくらう。

しかも、番号がテイクアウト用のカウンターで呼ばれていたりもする。

日本のサービスは異常なほど丁寧なんだな、と痛感する。

基本信号を無視する

前にニューヨークに留学している人から「ニューヨーカーは信号無視をする。

信号無視をするかどうかで観光客かどうか見分けがつく」と聞いていたんですが、無視というか、むしろ信号など存在しないかのように渡れれば渡ってしまう。

最初1日目は慣れなくて、他の人が渡ろうとしてつられて歩きだしたら車が来て引き返す、というのを繰り返しました。

あと、基本的にポケットに手を入れて歩くのが好きな人が多いようで、両手をポケットに入れて早足で信号無視をすると現地の人っぽく見られるのか道を聞かれたりする。

もちろん、英語が分からない上に道も分からないので「あ〜い、どんと、の〜う」と答える。

そのため、途中からニューヨーカーぶるのはやめました。お恥ずかしい!

水よりジュースのが安い

マックのコーラ
旅行中は結構歩くので喉がかわくことが多いと思うんですが、コンビニ的なところでお水を買うよりも、ファストフードのお店でジュースを買うほうが安いこともあります。

なぜかというと、おかわり自由のお店があるから。

そもそも、マクドナルドならオールサイズ1ドルでジュースが買えて(行ったマクドナルドはおかわりはできなかった)、ペットボトルのお水が2〜3ドルほど…。

日本なら逆ですけどね…。おかわり自由のところとか、カップだけ渡されて後はドリンクバー的なところでだばだば注げる。

そりゃーみんな大柄になる訳だ。

空港からタクシーよりもUberがオススメ

マンハッタンへは、JFK国際空港から行ったんですが、最初イエローキャブというタクシーで移動しようと考えたところ、知り合い数人からUberを使ったほうがいいとアドバイスが。

日本国内ではまだそんなにメジャーではないと思うんですが、ニューヨークはUberの数すごい。

アプリで確認すると、どこでも数台走っている。

ちなみに、最初の使用は5ドルのクーポンとかもあって、イエローキャブなら70数ドルのところ、62ドルでした。

チップもいらないし超楽だった。

登録時にSMS通信での認証が必要なようで、Wi-Fiだけでは登録できないので日本国内で登録したほうがいいと思う。

あと、空港に着いたばかりのころはWi-Fiが安定していないのか、現在地が他のターミナルとなってしまっていることが多く、初めて使用したこともあってターミナル1に呼ぶところ間違えてターミナル2へ…。

場所の変更がうまくできなくてキャンセル料5ドルかかってしまいました…。アプリの現在地が指し示す場所が本当に自分の現在地かを確認したほうがいい…。みなさんはお気を付けて…。

JALの機内では自由に食べたり飲んだりできるサービスがある

SKY OASIS
航空会社はJALを使用したんですが、長距離フライトで体が痛くなってお手洗い近辺で体を動かしているとこんなものが。

SKY OASISという名で、お菓子やジュースを自由に飲み食べしていいらしい。

行きの飛行機にもあったそうなんですが、気づかなかった。

非常に乾燥した機内では喉が乾くので、助かった。

行きも気づいていれば…。

 

以上!

自分のお店にもよく外国人観光客の方がいらっしゃって、なかなか言葉が伝わらない中ゆっくり、丁寧に話すことがよくあります。

そのとき、できるだけ簡易に、できるだけメジャーな言葉で説明するんですが、まったく同じことをニューヨークで働く人たちもしてくれました。

逆の立場のこともよく分かるので、なんとか伝えてあげよう、という思いやりが伝わってきて。

日本でもそうですが、同じ国の人であっても人はそれぞれなので、中には英語の分からない奴が! という感じの対応をされたこともありました。でも、ほとんどの場合言葉の締めくくりは「Have A Nice Day(笑顔)」。

いい言葉ですね。自分も「ありがとうございました!」に、もう少し気持ちをのせようと襟元をただすような気分になります。



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大学卒業後に新聞社に入社、その後ビジネス書の制作を得意とする編集プロダクションに転職。フリーでWEBや紙媒体での企画、編集、執筆、撮影などを担当し、現在はモジカル編集長。趣味の料理が高じてレシピ記事なども制作。