6時間かけて、でかい豚バラブロックを焼いてドロドロの濃いソースで食べる

ある日突然、こう思った。

「肉を食べたい」

次に、こう思った。

「でかいやつにしよう」

最期に、思い出した。

「カウボーイみたいなじいさんが焼いていたやつを再現しよう」

豚バラブロック
そうして購入してきたのがこちら。豚バラブロック1Kg! 白菜の2分の1カットよりもでかい!

1年ほど前だったか、YouTubeでアメリカ人(とおぼしき)男性が、BBQの紹介をするとういう動画を見ていました。

これはシリーズ化されていて、火のおこし方から屋外用オーブンのあたため方、しまいには正しい乾杯の仕方までを紹介するというなかなかおもしろい動画。

そのなかで、おおきな豚バラブロックのかたまりをオーブンで焼き、どろどろの茶色い、いかにも味の濃そうなソースをかけてパンに挟み、これまたでかい口をあけて頬張っているのを見たんですね。

当時は慢性的な胃もたれに悩まされていて、見ただけで「胃潰瘍になっちまうよ!」と思っていたのに、最近お仕事をたくさんいただいていることもあり(みなさま、ありがとうございます)、ちょっと気分転換をしないとアレになってしまいそうだったので焼いてみることにしました。

お肉は先述の通り豚バラブロック。お肉屋さんの店頭にはこんな大きなかたまりは置いていないので、その場でお願いして奥の冷蔵庫から切り出してきてもらう。

スーパーとかでも、お肉売り場の店員さんとかにお願いすれば購入できると思います。

ただし、なるべく冷凍回数の少ない熟成されたもののほうがいいので、近所にお肉屋さんがあればそちらに行ったほうがいいかな。

ちなみに、調理方法はほとんど手間がかかりません。基本的に放置することが多い。

1日漬けた肉
まず、塩と砂糖を混合した調味料をすりこみました。その後袋に入れて冷蔵庫へ。漬け込む時間は一晩。

分量はお肉の重さの2パーセントずつほどが定石ですが、ドロドロの茶色い濃い味のソースで食べたいので1%に減量。

僕は砂糖を少しだけ多めにしました。

一晩経過してから取り出すと、結構血なんかも出ているので、キッチンペーパーでしっかり拭います。

この血は火を入れるとにおいを出すはこげるわでいいことない。

アバラの部分
いい感じに浸かっている。この骨の隙間にもしっかり調味料をすりこむことがコツです。

あとは、焼くだけ。今回はじっくり低温で6時間焼き上げます。オーブンで。

余熱
ハンバーグ作るときなどは170度程度でサッと焼き上げることが多いですが、今回は140度で若干低温。

余熱で温まったら、

焼けるお肉
オーブンにお肉を投入。

焼き上げ
あとは、ひたすら140度で焼くだけ。ヘルシオを使用していますが、さすがに時間設定に6時間というのはないので、数時間経つごとに再設定します。

焼けていくお肉
設定のたびに中を確認。もうすでにうまそう。3時間越えたあたりからツマミ食いの誘惑はんぱない。

しかし、そこは我慢の漢と呼ばれる僕。一切口にすることなく乗り切りました。

焼けたお肉
5時間ほど経ったら一端外に出します。

焼けたお肉②
とてつもない見た目。なんて扇情的なんだ…。

天板
天板に溜まっている油だけを別の容器に保存して、こびりついたこげを洗い落とします。

これの上でお肉を焼くと臭みにもつながるし、

タマネギ
タマネギも敷けないのでね。さすがに6時間火を通すとこいつは黒こげになってしまうので、残り1時間のときに入れます。

油
そこから1時間お肉を焼いている間に、さきほどの油を使用してソースを作りましょう。

小麦粉を加える
油に小麦粉を加え、

撹拌
ダマにならないようかきまぜながら弱火で火を通します。こげてしまっては台無しなので、とにかく回し続ける。

ケチャップとソース
白濁してきてよく混ざったら、ケチャップとウスターソースを同量ずつ混ぜる。

ソース完成
少し火を通してケチャップのクセをとばしたら完成。頭の悪いソース。香りとか、コクとか、そういったものなし。

甘辛い、カロリーたっぷりのジャンクソース。

 

オーブンの中
なんてことをしていたら焼き上がりました。手間はかからないけれど、時間がかかった!

焼けた豚バラ
完成。

香り、見た目ともに…

なんか、北京ダックみたい。

もっとジュージュー脂のほとばしるものを想像したんですが、おもったよりもかっちりしている。

ここでカウボーイみたいなおっさんが作っていた動画を見返す。

なるほど、食べ方が特徴的だった理由が分かった。

焼けたタマネギ
そしてこのタマネギがうまい。お肉からでた脂を吸いこんでいるのでもっとあぶらっぽいかと思ったけど、タマネギにじっくり火をとおしたことに甘みが…。
うめっ!

完成
では食べましょう。実は、まだ盛りつけは終わっていません。

ジャガイモ
付け合わせというか、主食としてふかしたジャガイモを用意しました。

さあ、最期の仕上げ。

なにかというと、このお肉をほぐします。

豚バラブロックの中
6時間低温で焼き上げたので、お肉のうま味を残して、表面はぎっちり、中は肉の歯ごたえが強い状態。

ちょっと繊維質になっています。そのため、これを切り身のようにして食べてもあんまりおいしくありません。

ほぐす
フォークとスプーンでほぐして、ちょっと味見。これはおいしい! お肉のうまみがぎっしりで、ジューシーなステーキとは違う凝縮された味。

バラバラにする
もっとほぐして、

バラバラにする2
もっともっとほぐして、

盛りつけ
ようやく完成。

ソースとあえる
食べるときはソースとからめて、

クタクタになったタマネギ
タマネギと、

ジャガイモと食べる
ジャガイモと一緒に食べる。

こいつぁー、逸品だ…。説明とかいらない。あなたの想像する通りの味…。うめぇ…。

全粒粉パン
全粒粉のパンとあわせて、

サンドイッチ
はさんで食べると、もっとうめぇ…。

タマネギのねっとりとした甘みにソースの甘辛い感じ、お肉の凝縮されたうまみがすごい…。

どうなってんだこれ。なんだか分からないけど幸せだ。

サンドイッチ2
パンとの組み合わせはベストだな。売れるぞこれ。ちょっと食べ過ぎてしまった。

豚バラブロック1Kgだと大体5〜6人分くらい。そしてお値段、1Kgで1,200円…。

タッパー

あまった分はタッパーに入れて翌日食べました。やすくて、うまくて、放置するだけ。オススメ。



ABOUTこの記事をかいた人

のじ さとし

企画、ライティング、撮影、サイトの保守管理をひとりぼっちでこなす編集長。仕事だけではなく、私生活もひとりぼっちです。最近言われた怖い言葉は“天涯孤独の最後”です。