なにか、楽器の演奏を始めたいと思ったなら

※記事の中にアフィリエイト広告を利用しています。

いつもは楽器演奏を既に行っている人に向けて執筆していますが、今回はこれから楽器を始めたい方(特にジャズドラムの方)に向けてお話ししたいと思います。

そもそもどのジャンルにせよ楽器を始めるのにはきっかけがありますよね。

男性なら一番多いのはモテたい、とか演奏できたらカッコいいなどありますが。。

でも、ジャズとなると一気にハードルが高く感じる人もいるみたいで、やってみたいけど自分には無理かなぁと考える人もいます。

実際私のレッスンに初めて来る方々もよく口にしたりします。

だから、ジャズドラムをやりたいなと考えている方へ。

背中を後押しできるようにこれから始めるとプラスになるだろう5つの事を紹介させてください。

1.ライフワークが広がる

楽器を始めると、まずは音を出すのが楽しくなります。

これが1番の音楽をやる楽しさですよね。

普段プロでやっている人たちも含めて、この感覚がないと音楽をずっとやっていけないかもしれません。

プロでも、音を出すこと自体が楽しいんです。

楽器を演奏するということが素直に楽しいと、自分の人生で楽しいと思えることが増えます。

楽器を触る機会が増えれば自然とライフスタイルが広がって、普段の自分と違う感覚を楽しむこともできます。

ジャズドラムを本気で取り組むのなら、突きつめるのにある程度根気はいるかもしれませんが、趣味で始めたいのならライトに取り組めるジャンルだと個人的に思います。

2.音楽を聴くのが楽しくなる

ジャズを初めて聴いた人にとっては、歌が入っていなくて生楽器のピアノ、ウッドベース、ドラムが入っていたらジャズ、みたいなイメージだと個人的に想像しています。

始める入り口は本当になんでもいいんですが、やっぱりジャズのなんとなくの雰囲気が好きだからやりたいという方は多いはずです。

ジャズドラムをやり始めればその、なんとなく聴いていたものが段々とはっきりしてきます。

例えばジャズには最低限のルールがあるので、それがわかるようになります。

ルールがわかると演奏者が何をやっているか聴き取れるようになります。

そうすると、演奏者が何に気を配ってどういうアプローチをしているのか楽しめます。

初めてやる人にとってみれば音楽にルールがあるなんて思いもしませんよね。

最低限のルールはあるので、それを覚えると演奏を聴く姿勢も変わってきます。

音楽には、プレイヤー目線じゃないとわからないことがあったりするので、出せない音やここぞというプレイを聴いたときにテンションが上がったり感動したりするものです。

プレイの経験がなく、普通に聴いているだけでは、そういう場面もスルーしてしまうでしょう。

要するに音楽を深く聴けるようになるということです。

演奏者がベテランであったり、聴く能力が上がれば演奏者がライヴやCDに求めている意図をくみ取れるようになるので、映画の作品のように楽しむ事ができます。

3.脳を鍛えられる(ボケ防止)

理由がこれかという感じですが、実際に手足違う動きをするため大脳皮質が活性化され演奏を続けることによってシナプスが形成されるようです。

よく楽器を演奏する人はボケにくいと言いますが、特にドラムは同じリズムを繰り返し手足全部使うので脳全体の能力が高められ、知力テストも成績が上がりやすいという研究結果もあります。

他にも運動と同じようにポジティブな感情にもなるのでメンタル的にもいいようですね。

考えてみると確かに自分も深くは悩まず楽観的なので、ドラムのおかげなのかもしれません(笑)。

実際まだ生きているジャズドラマーのロイヘインズも、ジミーコブも、90歳超えてバリバリ現役なので確かに脳にいい効果があるのかもしれません。

4.コミュニティが広がる

音楽がなければ出会わない人は沢山います。

自分はドラムを中心に人生が動いてきたので、強く感じます。

ドラムという楽器は、つまるところ人と一緒に演奏することが前提となっている楽器です。

セッションに行ったり、他の楽器のプレーヤーを見つけて練習会をしたり、さまざまな人と関わる機会が増えます。

趣味同士でやっていれば、違う業種の人と友達になって意見交換したり、プロのミュージシャンがセッションにいればプロの人の音楽の話が聞けたりして、付き合いの輪が大きく広がります。

人付き合いがわずらわしいという人もいますが、人と人が一緒になって演奏しないと、ジャズはできないですからね。

自分がいて心地いと思うスペースを段々と作って広げていくのがいいのかもしれません。

5.世界共通で楽しめる

ジャズはアメリカ発祥の音楽なので例えば旅行でニューヨーク行ってジャズラブハウスで本場のジャズを楽しむことができます。

ジャズをやっていればこれも雰囲気だけじゃなくてしっかり楽しめますね。

夜にはいろんな所でジャズセッションをやっているのでそこにいけば現地の人とも音楽が一緒にできます。

日本のポップスロックは通じませんがジャズは世界共通音楽ですね。例え英語ができなくても一音出せば通じる世界です。

ドラマーならスティックとブラシ持っていけば、またはそこにあるものを使わせてもらえればセッションができます。

そこでまた新しいつながりができるかもしれませんね。夢みたいな話ですが実際に自分で叶えられることなのです。

最後に

始めるといいことががありますよ! と言うのはなにか怪しい広告みたいですが(笑)、こちらとしては音楽を始めたいと思っている人の後押しができたらいいなという想いです。

音楽をやりたくなったからすぐやってみるというのが一番いいでしょうが、新しいことを始めるときには不安もあるので、始める理由を見つけたくなるものです。

私が並べた理由以外にももっと色々なことが起きます。始めれば、十人十色の楽しみ方があるでしょう。

音楽は、人の心を動かす大きなパワーを持っていると、最近では強く感じます。

少しでもやりたいと感じたなら、まずはなにかの楽器を始めてみることを個人的にオススメします。

もし迷っていて、誰か教えてくれる人を探しているなら、プロドラマーのホームページを辿るとレッスン生募集の申し込みフォームがある人もいます。

他にも第一線で活躍されているプロミュージシャンのレッスンを受けられる教室もあります。

ALTERD MUSIC SCHOOL: https://www.altered-music.com/

私もレッスン生を募集しているので、興味ある方はホームページから申し込みできますので心おきなくご相談ください。



ABOUTこの記事をかいた人

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野澤宏信 1987年生。福岡県出身。12歳からドラムを始める。2006年洗足学園音楽大学ジャズコースに入学後ドラムを大坂昌彦氏、池長一美氏に師事。在学中には都内、横浜を中心に演奏活動を広げる。 卒業後は拠点をニューヨークに移し、2011年に奨学金を受けニュースクールに入学。NY市内で演奏活動を行う他、Linton Smith QuartetでスイスのBern Jazz Festivalに参加するなどして活動の幅を広げる。 NYではドラムを3年間Kendrick Scott, Carl Allenに師事。アンザンブルをMike Moreno, Danny Grissett, Will Vinson, John Ellis, Doug WeissそしてJohn ColtraneやWayne Shorterを支えたベーシストReggie Workmanのもとで学び2013年にニュースクールを卒業。 ファーストアルバム『Bright Moment Of Life』のレコーディングを行い、Undercurrent Music Labelからリリースする。 2014年ニューヨークの活動を経て東京に活動を移す。現在洗足学園音楽大学の公認インストラクター兼洗足学園付属音楽教室の講師を勤める。