袋帯にミシンを入れていく

着物リメイク
先日ほどいた袋帯を洗濯機できれいに洗いアイロンで生地を整えます。
さあ、どんな形にしようかな?
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決めたデザインの型紙を、前に作った物の中から探し出します。今まで作った型紙はスーツケースの中にしまっているんです。
旅行に行かないときはスーツケースって邪魔っ気だけど、これがあるから重宝しているんですよね。ちなみに大きいスーツケースは、洋服を作った余り布や新しい生地の収納に使っています。
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以前に作ったウールの紺地の格子柄、丈が短めの上着と同じ形にすることにしました。
インナーを色々変えてセーター代わりに着れる便利な服だけれど、今回は同じ形でもまったく違うものにしたいと思います。
型紙には作った服の生地を巻いてからしまっているんです。亡くなった母がしていたことを真似してるだけだけれど、次に同じ服を作るときにとても便利なんです!
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まず、4本ロックミシンで端を整える。
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使うサイズに生地をカットしロックをかけて、裏返して気がついた!
接着芯をつけるのを忘れてた〜…。裏地に渡っている織り糸を引っかけないようにするためと、切れ端がほずれてこないように接着芯を貼るつもりだったのに、すっかり忘れた! ショック! ショック!
気をとりなおしてアイロンで接着芯を貼り、再びロックミシンで端を整える。
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織り生地と帯の裏地だったシルバーグレーの無地の布を縫い合わせ、前身頃と後ろ身頃の原型を作る。
前身頃には織り柄2本、後ろ身頃には1本を入れることにした。この上に型紙を置いてカットすれば、やっと下仕事が完成だ!
いよいよ製作開始! リメイクの場合は、ここまでの作業が大変なんです。作ってる時間よりも長いかも…。
だけど、避けては通れない、仕方ないよね。根気よくやるしかない!
長い間眠っていた物を形を変え、新しい時代へと蘇らすためにはゆっくり時間と手間をかけてあげなきゃね!
ワクワクしながら作業は続きます‥‥。
 



ABOUTこの記事をかいた人

安藤 貴美子

多摩美術大学染織科を卒業後、1970年代後半から日本のテキスタイルデザイナーとしてパリのオートクチュールにも採用された松井忠郎の四季ファブリックハウス、刺青プリントTシャツで話題になった坂井直樹が帰国後に設立したウォータースタジオなどで腕をみがく。その後、仲間と共にデザイン事務所 スタジオ'K3を立ち上げファッションからインテリア、日常のファブリックにいたるまで幅広くデザインにたずさわる。出産を機にフリーに。以降しばらくの間デザインの世界を離れ、フルオーダーの洋服制作を行うかたわら、母の死をきっかけに着物の価値を再認識。着物リメイク作家としての活動を始める。