着物生地をTシャツに!

男物肌襦袢の襟部分だったプリント生地。‥とはいっても生地はこれだけしかないので、何に甦らせられるでしょうか?

最大限無駄の無いように利用したい! と思います。

 着物リメイク

以前に、龍の柄の生地でワンピースを作ったときに組み合わせた黒のスムースニットの余り布。

着物リメイク

こちらもあまり残りがないので、最大限に活かしてTシャツを作ることにしました!

着物リメイク

前身頃中心にプリント生地を幅一杯で縦ストライプで入れる、シンプルなデザインのTシャツ。

着丈もプリント生地の長さ一杯で、黒の生地はもう少し長さがあったので後ろ身頃はお尻が隠れるくらいに前身頃から緩やかにカーブをつけて生地を無駄のないように使いました。

袖部分を別に裁つだけの生地がなかったので袖付けをつけず、袖は身頃から続く一枚仕立て、前後だけを縫い合わせる簡単なデザインになりました。

リブでTシャツみたいに衿ぐりだけでも付けようかと思いましたが、1枚仕立てでテロンと着た方がスムースニットの素材感に合うような気がして、衿ぐりと袖口は黒の巻きロックで始末しました。

着物リメイク Tシャツ

ギリギリの生地で作った結果、ありそうでなさそうな…オトナTシャツになったかなぁ〜と思ってます!



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多摩美術大学染織科を卒業後、1970年代後半から日本のテキスタイルデザイナーとしてパリのオートクチュールにも採用された松井忠郎の四季ファブリックハウス、刺青プリントTシャツで話題になった坂井直樹が帰国後に設立したウォータースタジオなどで腕をみがく。その後、仲間と共にデザイン事務所 スタジオ'K3を立ち上げファッションからインテリア、日常のファブリックにいたるまで幅広くデザインにたずさわる。出産を機にフリーに。以降しばらくの間デザインの世界を離れ、フルオーダーの洋服制作を行うかたわら、母の死をきっかけに着物の価値を再認識。着物リメイク作家としての活動を始める。