天亀では、そばといなりを一緒に食うべし

立ち食いそばをよく食べるんです。

なぜかというと、移動が多いから。

僕は神奈川西部在住なのですが、なにぶん地方都市なもので、広告製作という仕事柄、どうしてもお客さんが首都部に寄っています。

最近ではより遠いローカルにも出張するように。

そのため、移動1時間とはよくある訳です。

そんなとき、お腹が空くんですよ。

しかし、なにせ公共交通機関に乗り遅れては大変なので、テーブルについて提供時間のよめない料理を待つというのがなかなか難しい。

そこで役に立つのが立ち食いソバ(最近ではスタンドそばというらしい。このちょっと洒落た言葉に変えるブームはあまり好きではない)。

なにせ、食事を提供されるまでが早いので、どんなに混んでいるお店でも確実に10〜15分以内で食べ終わることができる。

そんなこんなでいろんなお店に行きます。

各商店特徴はさまざま。

今回はそんなうちの1つ、天亀へ。

天亀到着

神田 天亀
神田の天亀。ぎらついた店構えながら、わりと静かな空気が流れていて、好き。

神田 天亀
おおむね300〜400円台。立ち食いそばの業界価格通り。

神田 天亀
春菊天そばといなり。

春菊天は、立ち食いそばではスタンダードな存在なんですが、普通のおそば屋さんではそんなに見かけない。

香りがよくて好きなんですけどね。
神田 天亀
そして、このいなり。つまり、いなり寿司。これが天亀の特徴。

神田 天亀
まあ、まずはのびないうちにそばを。もちもちとしたコシの強さにわりと粗めな舌触り。

うまい。

うめぇぇぇぇ〜〜!!

じゃなくて、うまい。
神田 天亀
出汁は、カツオと昆布が強くて、醤油の黒さが実に風味豊か。これだけ醤油を前面に押し出す立ち食いそばの店はすくなくなってきたかも。

神田 天亀
カウンターには煮干しの粉があって、出汁に入れることができますが、最初は少しずつ。

かなり風味の強い煮干しなので、ティースプーン一杯分でも相当な味の変化具合。

かけすぎると、ちょっとえぐい。

僕は煮干し好きなんで結構入れちゃうんですけれどね。

神田 天亀
そして出汁を相棒にいなりを。

いやー、これこれ。出汁に使用した昆布がきざんであるほか、ゴマ、ショウガのはいったやつ。

おいしいんだよな−。食感、旨味、香り、じつにうまい。

いなりだけ買っていく人もいるって聞いたことあるんですが、テイクアウトできるのかな。したことないです。

神田 天亀
そして、カウンターの入り口側にはちょっと特殊なスペース。

ここは、なるべく使わないようにしています。

なぜかというと、タクシーの運転手の方向けの席だから。

近くに駐車場がないので、路駐状態で急いでそばをすする運転手の方が、すぐに車に戻れるようになっている用意されているそう。

前に常連の方に教えてもらいました。

こういう文化は、洒落た店にはない。

天亀、いい店だ。

ABOUTこの記事をかいた人

のじ さとし

企画、ライティング、撮影、サイトの保守管理をひとりぼっちでこなす編集長。仕事だけではなく、私生活もひとりぼっちです。最近言われた怖い言葉は“天涯孤独の最後”です。