こんにちは、箱根金時荘の女将です。
3月になってようやく暖かくなるのかと思えば、北風が吹いてまだまだ寒い箱根です。
例年箱根の桜は、早咲きのものは3月中旬ごろから咲き始めながーくお花見ができます。
昨今の温暖化で少しずつ時期は早まりましたが、桜の開花情報は、箱根の玄関の箱根湯本は標高108m、私の居住します早雲山では757m、強羅は541mですから、平らじゃないのです。
箱根湯本から始まる桜の開花は、日に日に山を登って4月の中旬まで見頃が続くのです。
3月中旬から4月中旬まで、観桜の旅をリピートして楽しめますね。
箱根の桜の見どころを挙げると、幾つもありますが私はまず、宮城野の早川河川堤をお勧めします。
去年の満開の写真です。
早川の流れと桜並木が見事に続きます。
宮城野から仙石原へ続く138号線に沿って、しだれ桜も咲き誇り美しいです。
濃いピンクのしだれ桜は、ソメイヨシノより少し遅れて咲き出しますので薄いピンクと濃いピンクの桜色のグラデーションを長い時間見ていられてホッとする時間も長いです。
宮城野早川堤へは、箱根湯本駅から箱根登山バスに乗って、宮城野で下車するとすぐです。
強羅の坂道を歩きながら大文字山を見上げる景色に桜が重なって、綺麗ですし、箱根の山々の中に山桜のピンクがボカシのように点々と配色されてのどかな春を感じるのです。
強羅公園の入り口にあるしだれ桜は大きい木なので、しだれ桜が見事に滝のように降りそそいでとても美しいです。
強羅公園へは、箱根登山電車に乗って終点の強羅で下車して、公園まで坂道をぶらぶら歩いていくのをお勧めします。
行きは上り坂ですが、帰りは下り坂ですから、楽ちんです。
箱根の桜の名所で有名なのは、葦の湖畔の一本桜です。
この写真は桜の花が終わってしまった夏の桜の木ですが、ピンクの一本桜を想像してみてください、春霞の中でピンクの大木はとてもきれな事でしょう。
今年は満開の湖畔の一本桜を是非見てみたいものです。
箱根園の湖畔の一本桜へは、箱根湯本駅から伊豆箱根バスに乗って終点の箱根園で下車してください。
お車なら、箱根園の駐車場がありますので便利です。
箱根湯本駅前には、散策できる河川敷がありまして、箱根湯本駅を発着する登山電車やロマンスカーを見ながら、桜の木の下で春の日を浴びて楽しいです。
箱根ではありませんが、通り道の小田原では小田原城のお堀の桜が有名ですし、お堀から天守閣へと桜が誘ってくれます。
お堀の赤い欄干と満開の桜はとても絵になります。
箱根への通り道の御殿場でも、桜の名所はありまして、管理釣り場の東山湖の一周をぐるりと桜並木が続きます。
御殿場から箱根へ続く道路の入り口に東山湖はあります。
桜だけではなく、つつじも外周ぐるりと植えられていますので、桜が終わるとつつじが満開になり、そのあとは紫陽花が咲き出します。
春から夏へと花のリレーがそこを通る人々の目を楽しませます。
私が運営いたします箱根金時荘にも桜の綺麗な時期がやってまいります。
裏山には山桜がちらほら咲いたら、その後に八重のぼたん桜が楽しめます。
お花見をあちこち見て回って足腰首が疲れたら、大涌谷の掛け流しの濁り湯温泉にどうぞ。
きっと体が休まりますよ。
箱根へお花見の旅におでかけください。