音楽留学のときにあってよかったもの、あればよかったもの

前回に引き続き留学についてのお話です。(前回の内容はこちらから)

今回は準備していてよかったものと準備しておけばよかったと後悔したものをお伝えしていきます。

留学先に到着してからあれがあれば良かったのに…と後悔することは多々あります。だからといって日本に取りに帰るわけにはいきませんからね。。

私が経験してきた中なのでこれが全てとは言えないのですが、まずはあって良かったものからご紹介していきましょう。

あってよかったもの

ノートパソコン

今の時代スマホがあるから大丈夫と思う人がいるかもしれませんがノートパソコンは必須です。

学費を払うのもパソコンからで、何か大学のレポートなどの課題をやるにしてもパソコンがいります。

私が留学していたアメリカでは、老人もパソコンを使いこなせるほどのパソコン社会でした。

絶対持っていきましょう。

一通りの風邪薬、胃腸薬などは準備して持っておいてよかったです。

アメリカの薬は効きすぎるので日本人の体質に大体合わないものがおおかったです。

不足ないように常備薬は準備しておきましょう。

語学

ある程度の語学を習得して行ったのでなんとか助かったことがいくつかありました。

大学生活はもちろんですが、行ってすぐ英語が少し話せることで、日常生活でもトラブルを避けることができました。

ニューヨークではいい人も悪い人も、いろいろ人が道でも普通に話しかけてくるのでとてもオープンです。

楽器を持っていれば「にいちゃん、俺もドラムやってるよ!」とか「服いいね。どこで買ったの?」とか知らない人が話しかけてきます。気さくな人が割と多いので楽しい街ですね。

もちろんお金をくれと話しかけられたり騙そうとして寄ってくる人もいるので注意が必要です。

一度アメリカ人が中国語で話しかけてきたので日本人だよと言うと英語に切り替えて「ごめんごめん、中国人だと思ってた。それでちょっとこの宗教なんだけど興味ない?」と宗教勧誘されたこともありました。

行く前にある程度英語を聞いて話せればいい出会があったり悪いことを避けられたりするので、語学は行ってからなんとかなると思っている人はかなりハードモードで留学生活が始まります。

保険

AIUの海外保険に入っていたのですが基本的に盗難や入院など何かトラブルがあったときに使えます。私の場合携帯電話を盗まれた際に保険がおりました。

他には使ったことないですが、友人はパスポートや財布などが入ったバッグを盗られたりしたので何かあったときのために保険に入っておくのはオススメです。

やっぱり日本より治安が悪いですからね。。

それと病気になったり、手術が必要になったりした際にも保険が使えるので万が一の事態を想定しましょう。

あればよかったもの

ポケットティッシュ

日本では道で配っているので買う必要ないですがアメリカではいちいち買わないといけません。

そして質感や使い勝手はイマイチなので「なんでこんなものにお金を使うんだ…」と思った記憶があります。

日本でたくさんポケットティッシュをもらって持っていきましょう。

花粉症の薬

ニューヨークでは3月くらいからとんでもない花粉が漂うようになります。

今まで花粉症になったことはなかったのですが、私もここで始めて花粉症になってしまいました。

このときは日本の薬は持っていなかったのでアメリカの薬を買って使ったのですが、副作用が強すぎて1日中眠すぎて起きていられませんでした。

花粉症が収まる代わりに大事な時間が犠牲になってしまい大変な思いをしたのを覚えています。

なので今花粉症じゃなくても、一応花粉症の薬を持っていくのをオススメします。

洗濯ネット

洗濯は基本的にコインランドリーに行って洗濯します。

洗濯物を洗って乾燥機に移しかえて持って帰るので結構面倒です。

余談ですが1回洗濯機を回すのに500円くらいです。値段もそこそこするので一気にまとめてやりたいですよね。

そして割と服がすぐ傷んでくるので大事な服などはネットに入れて洗濯するのがオススメです。

ところが洗濯ネットを探してもどこのお店にもおいてありませんでした。

日本で買って持っていくと便利ですよ。

携帯電話

今はiPhoneのようなスマホを持ってSIMロックを解除しておけばむこうのキャリアと契約して使うことができるので、自分の携帯電話を持って行くのをオススメします。

私はアメリカに行ってから携帯電話を買ったのですが値段が高い割に使い勝手はよくありませんでした。

なので少しの間使ってから解約してSIMフリーのiPhoneに買いかえて2度手間になったのが痛いところでしたね。。

キャリアは現地のマンスリーで契約更新できる格安SIMのキャリアがあるので、ある程度ネットの速度を我慢できるならこちらの方が月3000円くらいで使えるのでオススメです。

それかソフトバンクユーザーならアメリカでは今の契約のまま使えます(2020年現在)。値段も今と変わらないと思うのでこの方法もオススメです。

アメリカに着いてからやることがたくさんあるのでこういうことにあまり労力は使いたくないですよね。

そして携帯はライフラインなのでアメリカに着いたときにすぐ連絡が取れるように準備しておきたいところです。

英語の音楽用語辞典

音楽で使う用語ももちろん英語です。

クレッシェンドとかコーダとかはわかりますが、4分音符や8分音符を英語で言うとき「ええっと..」ってなります。

英語はわかっていたけど気がつけばそういう用語を知らなかったので、初回のレッスンは先生に丁寧に解説してもらいました。。

レッスンで言われていることがわからないと勿体無いので最低限わかるようにしておきたいところです。

歯の治療

物ではないのですが絶対やっておいたほうがいいことです。

海外の病院や歯医者は医療費がすごく高いです。普通の歯医者で1つの虫歯を治すのに10万くらいかかります。。

それこそ保険で治療代がおりますがそれでも5万くらいは実費です。

ケチって1万円で安い大学病院で虫歯を治そうとして行ったら歯をドリルで穴を空けられた後に「歯を抜きますか?」と言われたので必死で抵抗して帰ってきました。

穴は空いたまま帰ってきたのですぐに日本人がやっている歯医者に行ったのを覚えています。

虫歯の治療や歯科検診は渡米前にしっかり行っておくのがいいです。

大学の一般教養科目の単位

私は日本の音楽大学を卒業して行ったので思うことです。

音楽以外の一般教養の科目の単位を日本でとっていなければアメリカの大学での履修は必須になってきます。これが留学史上とてつもなく大きな壁でした。。

アメリカ人と同じように授業を受けるので授業スピードはとても速いです。

そして毎回分厚い資料を渡されてそれを読みながら授業を聴き、次の日にディベート形式でみんなでそのトピックについて自分の意見を述べながら理解を深めていくという授業がほとんど。

日本人からしたらとてつもなくハードルが高い授業ばかりでした。。

正直一般教養の授業をとってた学期は予習復習で手いっぱいになり練習する時間もなかなか取れないので、ご飯の時間や夜の時間を削って練習してました。

そしてテスト前は徹夜しないと追いつかないので、学期末のコンサートで演奏した後にパソコン室で勉強して朝にテストを受けにいくという今ではもうできない生活を過ごしていました。。

自分だけではなく学生のほとんどがそういうルーティンです。

学期末テストが終わってもまとめのレポートを書いて提出しないといけなかったりするのでやってもやっても終わりません。

アメリカの大学は卒業するのが難しいと言われるのが身にしみてわかりましたね。

こういうことなら2個や3個日本で一般教養を取っていれば…と思いながら勉強していたのを今でも思い出します。

持っていかなくてもよかったもの

逆に持っていっても使わなかった物もあります。

電子辞書

今は携帯のアプリで単語を調べられるのでわざわざ持っていく必要はありませんでした。授業の時にも一応携帯は出せたりするので電子辞書は全く出番がありませんでした。

変圧器

ニューヨークならば変圧器を使わずそのままでいけました。最初は使っていましたが途中から使わなくなった物です。

地球の歩き方

旅行者丸出しになって道で歩いているとカモにされやすいです。

腰を据えてそこにとどまるなら家である程度リサーチしたり安全なカフェやベンチに座って携帯で調べたりしながら散策しましょう。

ニューヨークの地下鉄の路線図もアプリであったりするのでそれを入れておくのもいいと思います。

 

今回はだいぶ一般的な留学ネタになっていますが、私が向こうでの生活を経て感じたものですのでこれから留学しようと思う人はぜひ参考にしてみてください。

何が起こるかわからないのでなんでも持って行きたくなりますが、自分が必要だと思うものをしっかり備えて渡米しましょう。



ABOUTこの記事をかいた人

野澤 宏信

野澤宏信 1987年生。福岡県出身。12歳からドラムを始める。2006年洗足学園音楽大学ジャズコースに入学後ドラムを大坂昌彦氏、池長一美氏に師事。在学中には都内、横浜を中心に演奏活動を広げる。 卒業後は拠点をニューヨークに移し、2011年に奨学金を受けニュースクールに入学。NY市内で演奏活動を行う他、Linton Smith QuartetでスイスのBern Jazz Festivalに参加するなどして活動の幅を広げる。 NYではドラムを3年間Kendrick Scott, Carl Allenに師事。アンザンブルをMike Moreno, Danny Grissett, Will Vinson, John Ellis, Doug WeissそしてJohn ColtraneやWayne Shorterを支えたベーシストReggie Workmanのもとで学び2013年にニュースクールを卒業。 ファーストアルバム『Bright Moment Of Life』のレコーディングを行い、Undercurrent Music Labelからリリースする。 2014年ニューヨークの活動を経て東京に活動を移す。現在洗足学園音楽大学の公認インストラクター兼洗足学園付属音楽教室の講師を勤める。