もうずいぶん前のように感じる熊本弾丸ツアー。
くまモンの記憶がどんどん薄れていく…。
そして熊本旅行中にはフェリーで島原にも行きました。熊本港から約30分。
近くてびっくり。
島原では温泉に入って速攻でかえってきましたが、フェリーに乗るまでの短い時間でお土産をいろいろと物色。
そのうちの1つがこちら。あおさ。
あおさとは、海藻の一種で、海面にふよふよ浮いていたり、岩場にはりついていたりするやつ。
香りがよくて、独特のうまみ、磯うまい感じがたまらん。
味噌汁やそばうどんなどの汁物にいれてもいいし、空焼きしてカツオ節とまぜてお醤油をひとたちしてもおいしい。
好物なんですよ。
しかも新物。島原の海の香りがするぜーーー!
島原名物の手延べそう麺と一緒に食べました。うまし!
そのほか、水で戻して、
銀あんベースの出汁に散らしたりしてもおいしい。
が、新物ならではのおいしさを楽しむなら、
佃煮だろう! 作り方も記載しておきます。
あおさの佃煮の作り方
さてさて、そもそもあおさは古いものだと香りが悪くて、佃煮にして醤油やみりんなどの香りでクセを打ち消す、という方法もあるんですが、新物でやると香りがよくて激うま。
海苔の佃煮が苦手な人は、おそらく古いもので作った方を食べたのではないか、と、思えるくらい違う。
まずはボウルなんかで30分ほど水につけて、ザルにあげて水を切る。このとき、乾燥状態から倍くらいの量になるので少量作りたい人は気をつけて。
そして手鍋に移して、みりん、酒を加えます。大体、乾燥した状態のあおさひとつかみにつきおたま1杯分くらいかな。
焦げつかないよう小まめにかき混ぜながら、5分ほど弱火で煮ましょう。
それから、醤油は後入れです。早めに入れると塩気であおさが締まって食感が悪くなってしまうので。
そしてなるべく木製のヘラやしゃもじを使用したほうがいいですね。金属臭さが移りやすいので。
風味は淡く、繊細です。
水分が飛んできたら醤油を加えてひたすら煮る。醤油の量はお好みで。ただしいきなり全量を入れないように。
初めて作る場合は少量ずつ加えては煮て、味見。煮て、味見、を繰り返したほうが無難です。
レシピ通りにしても、みりん、酒、あおさによって塩気の効き具合がかなり違うので。
醤油を入れた後の煮具合は、ヘラで鍋底に一文字を作ったときに、1秒くらいスペースが空く程度の水分の飛ばし具合。
で、完成。
塩気が薄ければ2〜3日程度。塩気が強ければ1〜2週間くらい持ちます(ほんとはもっと持つけど、夏場は念のため)。
やっぱり白米と合う。
市販のものは日持ちをよくするために、いろいろ入っちゃってます。
無添加のものは自作するのが一番。簡単なので是非お試しを。