寒風吹きすさぶ2018年冬。平日にもかかわらず、2人の男が集まった。理由は簡単、すごく長い滑り台を楽しむためだ。
そしてやってきたのは県立諏訪の原公園。神奈川県は小田原市に位置するこの公園は、車でなければ来られない。
そこで“モジカル”工作記事担当のMr.Iに車にて連れてきてもらった。
そして公園内は広い。遊具も大型で楽しそうだし、狭い部屋で仕事ばかりしている人間なので、広い空間に来ると両手を広げたくなる。
ちなみに両手を広げてみたものの、Mr.Iは先に進んでいるは、平日で周りには子供しかいないわで、孤独を感じることになった。
本当はパークセンターとか見るべきところはあるが、一路ローラーすべり台へと向かう。
初めに言っておくが、僕は痔主(じぬし)である。このときは、自然とふれあう高揚感から忘れていた。
これはもしや…、と思ったらやはり迷っていた。僕はMr.Iに、Mr.Iは僕について来たそう。なんとなく、険悪になる。
足元がぬかるんでいる場所もあった。この筋は、先人の抵抗の証…。
Mr.Iと合掌の後、奧へと進む。すると水道で何かを洗う人を見つけた。ふたたび、合掌。成仏を。
すべり台だけではなく、さきほどの人にもお伝えいただきたかった。
GO!
おおおおおお、ぉぉぉぉぉぉ。声がぁぁぁ震ぇぇぇえるぅぅぅぅぅ。
スゥゥゥピーィィィィィドォォォォがぁぁぁぁ、ついぃぃぃぃてきたぁぁぁぁぁぁー。
と、数分間に渡り猛スピードでかけぬける。想像いただくより1分近く長くすべることができる。
そして想像いただくものから3倍はスピードが出ていると思う。
今画像を見返して気づいたが、お尻に敷くものの横に軍手がおいてあった。
おそらくすべり台を掴んでスピードを調整するものだったのだろう。当日はこれを見のがしていた。
これがあってよかった。そのまま乗っていれば僕のお尻は今頃血まみれだ。
痔はなんとか無事だ。いや、無痔だ。
当初聞いていたよりも面白かった。子供と遊びに行くのにはうってつけかもしれない。
公園の規模の割りに人もまばで、周囲に民家もない。大声出して遊んでも大丈夫そうだ。