どうも〜、編集部の のじさとしです。仙台に出張する機会があったので、人づてにいいと聞いていたジャズ喫茶 PABLOに行ってきました。
仙台から電車で15分と少し。杜せきのした駅というのが最寄り駅。今回は閖上さいかい市場に寄ってからだったので、ちょっと変わったルートで来ました。
さすが東北と言える寒さなので、この看板を見ただけでワクワク。
エントランスのレコードプレーヤー。すごい洒落ている。
わりと遅い時間で先客は1人だったので、その方が帰られた後に店内をウロウロ。PABLOさんは店内撮影フリーらしい。いやー、このイス、籐のあんだやつで座り心地いい。確か修理とか高いんだよね。
そしてジャズ喫茶のメインコンテンツ。スピーカー。でっけえ…。すげえいい音でコルトレーンが流れています。場所によって聞き応えが違くて楽しい。
前に、日本一のジャズ喫茶と名高い岩手のベイシーに行ったんですが、そのときと同じように、まるで生演奏のような臨場感が。
店内にある新聞や雑誌にも記載されていますが、PABLOの初代マスターは東日本大震災で亡くなっています。
現オーナーと店長は、その意志を継いでお店を運営されているお二人。このあたりのお話は、BGMというメディアに詳細に記載されています。かなり詳しく書いてあったので、こちらからどうぞ。
初代マスターのお気に入りだったというマンデリンを注文。コーヒーもおいしい!
のこのこDJスペースをのぞきに行くとレコードのコレクションがすごい。
そしてすべてリスト化されている。
メニューの表紙にはニュースレターが。仕事でニュースレターの制作をすることもあるんですが、お手本みたいな構成で読んでておもしろいっす。
読み物もいっぱいあるんで店内にいても飽きない。
そして、2曲目をリクエストに行ったときにびっくり。なんと、ロバートグラスパーなど、最近のジャズミュージシャンのリクエストもできる!
そう、わりとご年配のジャズファンが集まりやすいジャズ喫茶。いわゆるフューチャージャズとか、ネオソウル系のミュージシャンをリクエストとかできない雰囲気のところが多い…。
が、PABLOさんのオーナーは、普段はダンス系のDJなんかもやっていらっしゃるそうで、その辺に理解があるらあしい。いやー、なんやかんやそういうお店少ないよね。頑固マスターが4ビートしか流さない、なんていうのが多いので。
後で聞いたんですが、グラスパーなんかの最近のミュージシャンを流すためには、スピーカーの設定を少しいじる必要があるそう。こまかいところまでこだわっているから、こういういい環境ができるんですね。
音量も、スピーカーの大きさから想像されるような爆音ではなく、店内でも会話できるくらい。これは、大きな音に驚いてしまう人がいないように、とのことらしい。
ジャズ喫茶って、わりとこだわりが強く、入りにくい、もしくは居心地が悪いお店も多いんですが、ここはそんなこともなく、ゆったりしていられます。
仙台方面に行ったときは、オススメです。