クリス・デイブのライブは、なにかとんでもないモノを見た気にさせる

表題の通り。

ビルボードライブ東京でのクリス・デイブのライブに行ってきました。

【行く前】クリス・デイブ・アンド・ザ・ドラムヘッズか。すばらしいドラマーだし、最近流行のスタイルなのかな。とりあえず行ってみるか。

【帰り道】な、なにかとんでもないものを見てきた気がする…。あわわわ…。

一応、以前に発売された同グループの音源は持っていたんですが、そんなにパッとした印象はなく。

ハッキリ申し上げて、この音源は参考程度に。

あれ、全然ちがう人が演奏してんじゃないの、ってレベルなので。

そもそも、長く活動しているプロジェクトなのに、1枚しか出していないことでもお分かりいただけるとおもいますが、実際の演奏は音源では再現できないもので、唐突にクリス・デイブがとんでもない早さのリズムで演奏したり、演奏中に話しながら構成を決めたり。

しかも、これまた唐突に休符まみれになったり、とにかく呆気にとられる時間でした。

なんて書けばいいのか分かりません。

本来検索で上位に表示されるようになったりするには、ある程度の文章量が必要になったりするんですが、無理だよ。

書けないもの。ただただ、なにかとんでもないことが目の前で起こっているのを見る時間。

ただ、これだけジャズだの他の音楽だのの境界線が、経営やセールスのためにカテゴリー分けされることからかけ離れた世界で、もしもインプロヴィゼーションやインタープレイ、ライブ中の雰囲気によってアドリブ的に構成を変える要素などがジャズの特徴であるとするならば、クッッッッッッソ ジャズでした。

自由という型にはめられることのない音楽を、本当に久しぶりに聴いたような。

くれぐれも、ドラムヘッズの音源は買わないように。

ライブに行ったほうがいいです。



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FM小田原にて毎週火曜 夜7時から1時間のJAZZ専門ラジオ番組「JAZZ ROOM」のラジオパーソナリティを担当。モジカル前身のジャズ専門サイト・CDショップ「AOI JAZZ」の企画をしました。