ロイヤルホストのティラミスにコーヒーリキュールをぶっかける

ティラミス ロイヤルホスト

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好きなデザートはなにかと聞かれると、パフェです。

しかし、“自分で作る”好きなデザートはなにか、と聞かれるとティラミスです。

というのも、ティラミスを作るの自体は比較的簡単です。

フィンガービスケットを敷いた容器に(多く敷きすぎると食感が悪くなる)コーヒーリキュールを水で薄めたものか原液のままのものをかけ回し、マスカルポーネに、砂糖を加えて泡立てた生クリームを混ぜてなめらかにしたものを敷き、ふたたびフィンガービスケット、マスカルポーネと生クリームの混合を敷いて段にし、最後にココアパウダーをびっしりとふりかけ冷蔵庫で冷やしてなじませれば完成。

これがひんやりとしつつ濃厚な味わいを楽しめる上に、後味はマスカルポーネとコーヒーのほろ苦いさわやかさで実にリラックスできる。

とってもおいしいイタリアのデザートですね。

が、1つ問題があります。

それが、材料を揃えるのが面倒な上に必ずといっていいほど余ること。

フィンガービスケットやココアパウダーってほんとに他に使うことないんですよね。コーヒーリキュールも毎日飲むようなお酒ではないので十中八九余るし、瓶もでかいし、それぞれの素材はそこそこ値段の張るところもマイナスポイントです。

だいたい食べたいから作ったといってもお腹持ちいいのでたくさんは食べられません。

なのに! 少量作るとなぜかそこまでおいしくならない! マスカルポーネと泡立てた生クリームの問題だと思うのですがそこそこの量を作らないとひと味たりないんですよねー。

ときどきコンビニなどにも売っているのですが、ちょっと好きな味わいではなく。

などの問題からときおり食べたいとは思っても諸処の面倒さからあきらめていました(ほんとに面倒なの!)。

で、先日、ロイヤルホストでアップルマンゴーのパフェをキメてお会計をしているとき(季節によって変わるパフェがほんとにおいしい)。

見つけました。ティラミス。

入り口のところに冷凍庫があり、その中に入っています。

なぜかあまり主張のない場所にひっそりと陳列されている。

俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

メニューになかったと思うのですが、持ち帰り専門なのかな。

冷凍されているので自然解凍でいただくそう。

すぐにお会計を追加しました。

ロイヤルホストのティラミスを食う

ティラミス ロイヤルホスト

こちらです。

冷蔵庫で6時間程度の解凍でいいようですが一晩入れておきました。

ティラミス ロイヤルホスト

千葉県製造なのに東京工場とは、ネズミのいる夢の国を彷彿とさせます。

ティラミス ロイヤルホスト

おお、この感覚、僕だけでしょうか。

このココアパウダーが隙間無く敷き詰められた光景に心躍るのは。

冷凍したのにダマになったりしないし、パウダーに溶けた水分なども染みこまないのですね。

特殊な冷凍技術なのかな。

こういう乾燥したものは家庭で冷凍するとちょっと難しいことになってしまったりすることもあって。

キレイだ…。

ティラミス ロイヤルホスト

断面。

フィンガービスケットが多すぎず少なすぎず、いいです。

一度でも作ったことのある方にはお分かりいただけると思うのですが、この塩梅けっこう難しいんですよね。

ティラミス ロイヤルホスト

ウキウキがとまらないぜ! なぜスイーツを食べるときはウキウキするんでしょうね。

ビアレッティで淹れたエスプレッソと一緒にいただきます。

エスプレッソとティラミスの香りがいい! 合うな。

ティラミス ロイヤルホスト

昔本で読んだのですがティラミスはイタリア語で「元気を出して」といったニュアンスのある言葉だそうです。

元気、出したい…。

いただきます!!

…。

うん、あのですね、なんというか、フィンガービスケットがフガフガしていて食感が悪い。

正直あまり好きではないです。

というか、ティラミスの食感ではない。マスカルポーネもココアパウダーもおいしいのに、なんだろうか。

そもそもティラミスって、フィンガービスケットの存在感をこんなに感じたっけ?

ティラミス ロイヤルホスト

なんだ、おいしいけれどもう一段足りない。

と、エスプレッソを飲みながら頭をひねること1分。

分かりました。

こいつが足りないんだ! コーヒーリキュール(アルコール入り)です。

というよりも、そもそもコーヒーシロップがかかっていないような。

おそらく子供も食べるので苦みのあるコーヒーシロップを使用せず、かつアルコール分のあるコーヒーリキュールはNG、ということなのでしょう。

フィンガービスケットにはアルコール入りのコーヒーリキュールかノンアルコールのコーヒーシロップを染ませるんです(僕が昔聞いたレシピではコーヒーリキュールでなくてはいけないようなことを言われたのですがコーヒーシロップも使うようです)。

これがないからフガフガとした食感で口当たりがよくないのでしょう。

ティラミス ロイヤルホスト

ということでカルーア(有名なコーヒーリキュール)をぶっかけました。

そうそう、見た目もこうだよね。黒と白の断層! すごくしっくりきます。

ティラミス ロイヤルホスト

では、いただきます。

うん! うんうん! これこれ! うまい!

冷たくてやわらかくてなめらかで。

コーヒーリキュールの染みたフィンガービスケットがケーキなどのスポンジにはない独特の食感で。

おいしいなー、元気出るよ。この味わい。

エスプレッソも3杯目に。

ティラミス ロイヤルホスト

ということで、コーヒーリキュールをかけると格段においしくなります。

お試しあれ。

ちなみに、コーヒーリキュールはアルコール度数が高めなので日中に食べる際はお気を付けて。

コーヒーリキュール自体は口当たりもキツくないのでお酒があまり得意でない人もそんなには気にならないと思いますが、お水で割って使ってもティラミスにすればそこまで味わいが薄くなることはないです。

補足であり、蛇足でした。



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大学卒業後に新聞社に入社、その後ビジネス書の制作を得意とする編集プロダクションに転職。フリーでWEBや紙媒体での企画、編集、執筆、撮影などを担当し、現在はモジカル編集長。趣味の料理が高じてレシピ記事なども制作。