このレシピは時短料理ではなく、ちょっと凝った食事をしたいときにオススメのレシピです。
“簡単”“パパッと”とはかけ離れた調理工程ですが、香りや見た目に気をつかって、お客様にお出ししたり、たまのお休みにご家族と調理してみてくださいね。
そうめんカボチャの椀物
そうめんカボチャは、手間をかけるレシピシリーズでは一番おもしろい食材だと思う。
その名の通り、調理をするとそうめんのようになるカボチャだ。金糸瓜とも呼ばれ、中国なんかでも食べられる。まずはソーメン状にする調理方法から表記します。
そうめんカボチャを茹でる
そうめんカボチャの見た目は、ご覧の通りカボチャというよりも白瓜なんかに似ている。
まあ、全部ウリ科だし、カボチャの漢字表記は「南瓜」だし。何言ってんだおまえと言われれば、その通りだ。
真ん中から真っ二つにします。
断面はこんな感じ。そうめん感ゼロ。
そうめんカボチャの下ごしらえ
さて、調理開始です。中央部にある種を取り除きます。
周囲は年輪のようになっているので、種部分との境界分かりやすい! スプーンでほじくります。
おらーっと力強く種を取り除きましょう。
種取り終了。ちょっと繊維質。でも、そうめんかな〜?
種を取り除いたそうめんカボチャを茹でます。
大きかったので寸胴を用意しました。
半分に割ったものをさらに4切れくらいに輪切りにすると、小さな鍋でも茹でられます。
15分ほど茹でました。マスクメロンみたい…。
ゆであがったら氷水にとりましょう。そうめんカボチャを冷やして手で調理しやすくするためです。
大分柔らかくなっているので、外皮を揉みます。
大分繊維質が目立ってきました。
手でやさしくほぐしましょう。そうめんというより、中華麺のよう。
大分きれいにほぐせます。
ほぐしたものは水にとっておきましょう。
水につけると、急につけめんぽくなります。
そうめんカボチャの調理
出汁を鍋にはり、あたためます。ダシのとりかたはコチラで作ったものと同じレシピ。
ダシがあたたまったら、そうめんカボチャを入れます。
弱火で30秒ほど煮ます。
器に盛って、すり下ろした生姜をひとつまみ中央部に盛り…
そうめんカボチャの椀物完成
完成です!
少し冷めるときに、味が染みこみます。いやー、ダシと合う。
食感もおもしろいし、見た目も映えるのでいいですね。
黄色っぽい見た目には、黒いお椀が合うと思います。また、生姜はマスト! 香りよし! 味よし!
酢の物にしてもいけます。みりん:酢:醤油を1:1:1で作る三杯酢でいただくとさっぱり。
残暑の厳しい今にぴったりです。
それでは、いただきまーす。