ひもを引っ張って弁当をあたためる、アレを初めて食べる

牛タン弁当

どうもどうも、のじさとしです。

僕は神奈川県在住なのですが、以前は仕事柄関東から少し遠いところもウロチョロしていました。

移動圏内としては神奈川から東京、埼玉、千葉、東北、など。

なぜか神奈川より東側ばかりで西側にはご縁がありません。御殿場とか、遊びにはいくんですけれどね。なんであのへんの仕事ないんだろう…。

とまあ、そんなこともあり時間の都合のつきやすい立ち食いそばでご飯を食べることが多かった、なんていうことをむかーしこのサイトにて書いていました(そのときの記事はこちら)。

埼玉、千葉あたりまでならば新幹線のほかに在来線を乗り継ぎますが、意外と時間はかかるもののそこまで座ってゆっくりすることはなく。

やはり一番時間と暇をもてあますのは東北までの移動。

そういうときは電車内で一杯やって早めに寝てしまったり、なにか食べたりして気を紛らわしたりするのがいいのでしょうが、昔から電車内で飲食することに抵抗があるんですよねー。

匂いとか、音とかしちゃうのがどうしても。

そのため本を読んだり、音楽を聞いたり、動画を見たりして時間を潰します。

そんなある日、東北へ向かう新幹線のなかでとてつもない光景を目にしました。

なんと、1人客のおじさんがおひとりさま宴会フルコースを開いていたのです。これがべらぼうにうまそうで。

なにを言っているのか分からない人もいるでしょう。順を追って説明します。

まずおじさんはスーツ姿で席に座っていましたが、東京駅出発後15分ほどでジャケットを脱ぎます。

そしてワイシャツを腕まくりし、隣りの席に置いたそこそこ大きい袋をがさごそとあさり、缶ビールと乾き物のおつまみを取り出します。

プシュっという音とともに缶のプルタブを開けゴクゴクと酒を飲むおじさん。

正直言ってつまみと酒の匂いが云々かんぬんというご意見がある通り、仕事モードの中ではちょっと…。

しかし、このとき僕は猛烈に腹が空いている上に、とにかく暇で。

普段はしない生唾ごくり。

そうしてしばらくしてビールを飲みきり、次に取りだしたのはカップ酒。

「おいおい、電車の中で2杯目の日本酒かよ…」

ともおもいましたが、このときばかりはマジでうまそうで。

そんないく!? というほど、ゴクゴクとカップ酒を飲む姿に胃がキューっとなり、またもやゴクリ。

ここで締めかと思いきやなんと間に口代わりに甘い物を…というように電車飯のフルコースのようなラインナップを披露していました。

そして、メイン料理として取り出したるは今回のメインテーマであるアレ。

そう、ヒモを引っ張って温める牛タン弁当。

アレを取りだしたのです。

やおらヒモをいきおいよく引くおじさん(想像以上に長いヒモに驚き)。

その後しばらく車窓からの景色を楽しむおじさん。

結構長い間待った後包装をやぶり蓋をとるおじさん。

弁当をほおばるおじさん。

うまそう!

僕が仙台についてすぐに牛タンのお店に駆け込んだのは言うまでもありません。

時は流れ現在。

東京駅の新幹線改札でふと思いました。

「そういや、あのときのおじさん牛タン弁当を仙台行きの新幹線で食べていた。もしかして東京駅に売っているんではなかろうか。」

牛タン弁当を購入

牛タン弁当

ありましたよ。新幹線改札内のお弁当屋さんにありました。

仙台名物のお弁当が東京駅で買えるとは。飽食の時代にバンザイ。

牛タン弁当

加熱機能はナルホットというんですね。

牛タン弁当

説明書もらいました。

外側のパッケージって温めるまで外しちゃダメなんだ。

もう破り開けるところでした。あぶねえ。

牛タン弁当

これこれ、このヒモですね。

牛タン弁当

じゃ、いくぜ!

牛タン弁当

結構なげえなおい! おじさんがヒモ引っ張っているときも長いと思ったけれど、こんなに長かったのか!

抜いてすぐ水蒸気でてきました。

思ったより匂いしないですね。もっと牛タンの香りが満載なのかと思った。

5分程度待つ、とのことなので暇です。

パッケージを読んで待ちます。

飛行機に持ち込みダメなんだ。まあ、そりゃそうか。

右端のほうに加熱剤は肥料として使える旨書いてありました。へー、お庭にまいてみようかしら。

時間計測を忘れた。5分くらい経った気がする。

ではパッケージをとりさり…

オープン! あ、保湿用の紙一枚あった。勢いこんで開けたのにお恥ずかしい。

牛タン弁当

あらためまして、オープン!

ほお、ふんわりと牛タン独特の香り、しますね。

おもったより薄切りだった。仙台で食べる牛タンって厚切りだからな。大丈夫かな。

麦飯ですね。すごい好きです。あと唐辛子の味噌漬けかな。これおいしいですよね。

牛タン弁当

そんじゃま、いただきまーす。

お、うん! ぬるい! そんな熱々でもないのかな。

でもおいしい。薄切りだけれど、食べ応えある。

塩釜のお塩付いてました。

ちょっとふりかけて。

おいしい! うまみのあるお塩ですね。ただ塩味がもともと弱い訳ではないのでかけすぎ注意だな。

しかし下のあっためるやつ、ヒモを引っ張るのに手間取ったからちゃんとあたたまらなかったのかな、と思い触れてみると、あっつ!!!

これ、あたため時間短かったんだ! 5分経過したような気がしていたけれど、実際は3分経っていない程度かも。

蓋をして待ちます。

おそるおそる触ってみたのですが、中の加熱剤はあつあつでも、容器は熱くないです。

そして数分後。

あ、全然ちがうわ。もう蓋あけたときからあったかい。

みなさんはちゃんと時間をはかってから開けてください。

これはしっかりあたためてやる必要がある。やはり説明書を読みこむことは大切。

牛タン弁当

あたたかいとごはんの香りもまったくちがう。

おいしい。

これは失敗した。ちゃんと温まっているとこんなにも美味しくなるんだ。

画像撮るのも忘れて一心不乱に食べてしまった。

完食です。

あれだけ蒸気がでると、あの湯気自体に牛タンの香りが満載され電車内がどうにかなってしまうのではと思ったのですがそこまでしなかったです。

蒸気はお弁当下部の発熱剤のもので、蒸気でお弁当を温めるのではなく蒸気後の発熱でお弁当をあたためるからか、そんなに香り爆発! という感じではありませんでした。

あのあたための失敗も、蒸気があまり出なくなったことで温まったと勘違いしてしまったんですね。

次は気をつけよう。

それから牛タン。薄手なのにご飯を食べるには十分で、たしかに仙台などで牛タン定食を食べると差はでますが、そもそもベクトルの違うおいしさです。

これは一度お試しいただきたい。

いや、みんな一度は試しているか。かなり有名ですもんね。

このお弁当は僕的好きな弁当ランキングの上位に食い込んでいますよ。

ほかにもヒモ引っ張るタイプのお弁当てあるんだろうか。ちょっと探して試してみたいな。



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大学卒業後に新聞社に入社、その後ビジネス書の制作を得意とする編集プロダクションに転職。フリーでWEBや紙媒体での企画、編集、執筆、撮影などを担当し、現在はモジカル編集長。趣味の料理が高じてレシピ記事なども制作。