いただきました。北海道は羅臼で獲れた野生のシカ肉。
画像で5分の1くらい。
知り合いの猟師さんが数日前に獲ったものを送ってくらました。解体がお上手でかなりキレイ。
余計な脂肪分はクセでますからね。
キッチンペーパーでくるんでおいて血をぬぐいます。
手の平サイズくらいに切り分けます。
野生のシカは食べているものがいい上に、非常によく運動をしているので肉質がしっかりしていながらやわらか。
手触りがちがいます。
塩にしてから焼くと肉質が締まってしまうのでそのまま焼きます。
直火で焼いたほうが圧倒的に香りがよくなるので魚焼きグリルにイン。
冷凍すれば刺身でもいけるくらい新鮮ですが、シカは焼いたものが好き。
焼き上がりに軽く海塩をちらします。
イノシシなど、もっと脂分があるお肉には最初から塩味をつけてもいいんですが、脂肪分の少ないお肉は結構かたく締まります。
最後にちらしたほうが塩味も感じやすいので塩の量を少なくできる
ちなみに、シカのローストというメニューを巷でよく見ますが…
シカは断然、焼肉派。
酒とみりんに火を入れてアルコール分を飛ばしたものに、焙煎ゴマ油、三温糖、薄口醤油、醤油、すりニンニクを入れて一煮立ちしたものに、白ごまをちらせばタレの完成。
これが白米に合うんですよ。
新米の時期だしね。
タレと野趣あふれるシカの風味を…
いただく。
うまい! なんて食感だ。けっして固いわけではないしっかりとした噛み応えに、鼻に抜けるシカ独特の香り。
ご飯に合う。シャレたローストよりもご飯と合わせたほうがうまいよ。
ちなみに、フレンチマスタードと柚子胡椒も非常にグッド。
柚子胡椒の場合は少し醤油をたらすとますますおいしい。
マスタードの場合はかなりべったりとつけたほうがおいしいです。
野生のシカ肉をいただくことは少ないと思いますが、もしも食べる機会があればぜひタレで。
うまいよ!