仕事中には、小田原のあおい屋さんのせんべいを食べています

小田原 せんべい

在宅ワークの仕事のお供といえば、食べ物と飲み物。

仕事中になにかを食べたりすることがNGな会社もあるようですが、僕は仕事中にやおら会議机の上で昼寝をしたり、ご飯を食べに2時間出かけたりしていたので、ガンガンに締め切り寸前であってもお菓子を食べながらPCを操作していました。

しかしながら、オフィスで食べるときに大きな音の出る食べ物は紳士協定として御法度としていました。

そのため、僕の大好物である“アイツ”を食べることはできませんでした。

まあ、そもそも4年前からサラリーマンは卒業していますけれどね。

さて、そんな4年間で仕事のお供の不動の地位を築き上げたのが…

せんべいです。

せんべいはせんべい屋で買うと味わいがまったくちがう

餅は餅屋という言葉がありますが、まったくそう。

スーパーで買うせんべいと、せんべい屋さんで買うものは味わいや風味、食感がまったくちがいます。

長期保存に主眼を置くスーパーの製品とのちがいだと思いますが、同じものとは思えない。

せんべい屋さんというのは、実は街々に点在しているので、ぜひ一度試しに買ってみてください。

特に食感の違いに驚きます。

あの、著名なせんべいである、かぶ●揚げ。似たものを作っているせんべい屋さんがあるのですが、これがうまかった。

あっちのかぶ●揚げもおいしんだけれど、ザクザク感と甘みが全然ちがくて。

お店の違いにかかわらず、やっぱり専門店の味ですね。

さて、そんなせんべいでも、実は一番すきなせんべい屋さんが地元にあるという幸せ。

近いから好きなんではないんです。好きなお店がたまたま近場にあったんです。

あおい屋さんのせんべい

小田原市にその昔あった歓楽街、宮小路にあおい屋さんというせんべい屋さんがあります。

主観ですが、某都内下町の雑誌に取り上げられているせんべい屋さんと、同じレベルのクオリティだと思います。

つまり、うまい。日本トップクラスに肉薄するせんべいです。

で、さっそくですが仕事しならがいただきましょう。

私の仕事部屋の机です。

小田原 せんべい

せんべいオールスターの入場です。

それでは選手の紹介です。

小田原 せんべい

小麦粉の干菓子、ふきよせ ですね。

これが非常にすばらしい味わいで。色がちがうのはそれぞれ風味がちがうのです。

その風味というのが、素材そのもののような味わいで。

小田原 せんべい

ショウガなんてショウガをそのまま乾燥させたチップスのような香り。

食感も独特でザクザクとサクサクの中間。

上品な干菓子です。

小田原 せんべい

かりんとう。これはね、マジで一度お食べいただきたい。

ぜんっぜんちがうの。比べるまでもなく、コンビニ、スーパーで販売しているかりんとうと。

小田原 せんべい

外はガリッと、中はサクサク、黒糖がこってりとした甘みで鼻に抜ける香り。

これは逸品。

小田原 せんべい

ゴマのせんべい。ゴマをまぶしたものと、ゴマを練り込んだものと2種類あります。

これは後者。ゴマ好き垂涎のせんべい。

小田原 せんべい

ゴマの油分がぺっとりとでていて、照りがすごい。

そして、

小田原 せんべい

中までしっかりと練り込まれている。

これがうまい。醤油、ゴマの油、米、三位一体。

白ごまのプチプチとした食感と、米の軽い食感。うめえ〜。

これ、ほんとうまい。

小田原 せんべい

ザラメ。

一番リピーター。小学生のときから食べている。

味? 最高だよ。小田原 せんべい

せんべいでチーズを巻いたやつ。

チーズはやわらかでほとんどムース。

酒に合うな−、僕、酒飲まないんですけれど。

小田原 せんべい

あおい屋さんのせんべいの海苔はいつもおいしいです。

醤油やみりんなどのぺっとりとしたかえしが塗ってあっても、いつもパリパリ。

そして海苔自体がおいしい。佐賀海苔という訳ではないと思うんですが、こういうせんべいの海苔はケチって安いものを使用していたり、時間が経ちすぎて風味が薄いものが多い中、細かなお仕事にこだわりが。

こういう積み重ねがうまい、を作るんだよな。

海苔でせんべいを包んだものもあるんですが、買ってきたはずなのになぜだかない。

後日、食い荒らされ残り2つの姿で発見されました。

犯人は人間じゃねえ!!!!

小田原 せんべい

ふたたびかりんとう。

お気づきだろうか。

小田原 せんべい

巨大であることに。

ジャンボかりんとう。これもまた独特の食感で。

黒糖が強めでこってりしている。

うまいんだ。

と、ここまでは通常の商品です。普段使いというか、自宅用のせんべいがあるんです。

小田原 せんべい

それが、こちら。

久助といいます。3つとも同じ名前。

内容物が違うのに?

小田原 せんべい

これは昔ながらの言葉遊び。

せんべいというのは作っている際に割れが出たり、欠けがでたりと味わいではなく見た目だけの失敗ができあがります。

その昔、全部そろっているキリのいい数字は10とされていました。

それから割れや欠けなど、商品価値を1つ落として9。

九とそのまま漢数字にするのは商売っ気がありすぎて粋がない。

そこで久助。

味わい変わらず少しお安い家庭用のものですね。

せんべいは贈答用に使用されることが多かったので、見た目にこだわるものが多かったのです。

ご自宅用であれば久助で十分。この名称の由来には諸説ありますが、あおい屋さんで聞いた由来もこちらでした。

ちなみに、いろいろなせんべいが一袋で楽しめるので、お試し用としても楽しい。

小田原 せんべい

ちなみに、久助のシリーズで一番好きなのはこちら。

もう、味については言わない。見かけたら買うことをオススメします。驚くぜ。

さて、ここから背景が変わります。

なぜならデスク周りを模様替えしたので。

小田原 せんべい

これが久助の一例。

ネギ味噌の塗られたような味わいのせんべいと、その他もろもろ。

柿ピーもおいしいのですが、この久助の中にはおかきだけ入っていました。

と、このように、さまざまなせんべいを楽しめます。

そして驚くのは、今回出てきたせんべいで店内の10分の1にも満ちていないこと。

とてつもない種類のせんべいが売られています。

僕はずっとあおい屋さんの塩豆が好きだったのですが、最近はラインナップから消えてしまって悲しい限り。

コンビニやスーパーなどでせんべいを食べてちょっと、と、思ったあなた。

ぜひ一度あおい屋さんへ。お腹にもたまらないし、いい米菓子です。



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大学卒業後に新聞社に入社、その後ビジネス書の制作を得意とする編集プロダクションに転職。フリーでWEBや紙媒体での企画、編集、執筆、撮影などを担当し、現在はモジカル編集長。趣味の料理が高じてレシピ記事なども制作。