ANAの機内食の通販を食べてみる

ANA、いわずと知れた航空会社ですね。

世の中には航空会社ファンの人がおり、空港で「あそこで搭乗しているのは、どこどこの機体でなんちゃら型でいずこかの国に行く機体だ」と話している人を何度か見かけたことがあります。

さて、僕はと言うと“マジで飛行機での移動が苦手”です。

北海道との行き来を年数回、海外旅行も一応2桁ほどは出かけたことがあるのですが、2年前ほどにアメリカはニューヨークへ旅行に。

これが初の12時間越えの長距離で、海外エコノミー初の搭乗で、そもそも高所恐怖症な上に閉所恐怖症であることをニューヨーク到着8時間ほど前の機内で知り、その後の九州への出張も神奈川から新幹線で移動しました。

そんなこんなで航空会社グッズというものに全然興味はなかったのですが「なにやらANAの国際線で出される機内食が通販できるらしい」というのを聞き、そういえば、いままでのANAの搭乗便でなに食べたっけ？　と思い注文しました。

機内食は冷凍で到着

到着。

あのー、これ、めちゃくちゃ人気なのですね。最初注文しようと思ったら速攻で売り切れて、本当に久しぶりに再販予定時間にスマホを握りしめ発売待ちをしました。

航空会社好きガチ勢の本気なめてたわ。

冷凍で到着。いや、着陸。

そういえば、機内食ってこんな容器だったような気がする。

エコノミークラスで提供されるものだそうです。

まだ段ボールに入っていた。1種類につき4個ずつありました。

3種類なので計12個。多いな。

作り方は結構厳格です。

機内で食中毒あったら大変ですものね。冷凍の具合がかなりしっかりしているようです。そのためかちゃんとした手順で解凍しないとダメそう。

ちなみに全12個のセットはいくつか種類があり、ここまでの画像は海の幸の詰め合わせ。

シーフードドリア、天丼、紅鮭の彩りご飯の3種類。

さすがに1日ですべては食べられないので、別日に食べたものをまとめて紹介します。

シーフードドリア

あたため失敗したのかも。チーズが溶けきっていない。

一応ご飯の部分まで温かではあるのですが。

ホワイトソースが敷いてあります。

小柱が入っていました。こういうところ、芸が細かいですね。

実際にシーフードドリアを作るときも、小柱などはダシ代わりに入れなくても味わいは出るのですが。

娯楽の少ない機内だからこそ、見た目や食べ応えも大事なのでしょう。

サフランライスがおいしいですね。

冷凍ものとはおもえぬ米のおいしさ。

このドリアは、総体的にはめちゃくちゃおいしい！　という感じではなかったのですが、冷凍食品と考えると満足感は高いかも。

天丼

天丼！　は、冷凍もの、初めて見ました。

天ぷらって冷凍いけるんだ。

かきあげ。

さすがに揚げたてのサックリとした軽い口当たりではないですが、いや、うまいよ。

エビは細めだったりもしますが、衣とカエシがうまいっす。

そして、とにもかくにも米がうまい。

このお米だけでも冷凍機内食を買う価値がある。

冷凍ご飯やパックご飯というのは、これまでどうも苦手で。

コンビニのお弁当のお米もちょっと…、と思うときもあり、ほとんど毎日自分で炊いているのですが、この冷凍食品の米は逸品。

うめえ…。

個人的に茄子の油を吸った感じが好きです。揚げたての茄子の天ぷらとはまったくちがうベクトルで好きです。

米合うわ…。ひさしぶりに器からかきこんで食べました。

紅鮭の彩りご飯

そして海の幸のトリはこちら。紅鮭の彩りご飯。

和のテイストですね。こう見ると、天ぷらなどは見た目のインパクト強いですね。

こちらは彩りも鮮やかですがちょっと地味に見える。

3D感が少ないからかな。ぼく、こういうお弁当のほうが好きなんですけど。

そいでは、いただきま〜す。

うまい！　これはいい！　ご飯がおいしいというのは既に書きましたが、さきほどの天丼などとちがい、こちらは米がメイン。

米がおいしいので紅鮭などが脇役としてお米のおいしさを盛り上げてくれる。

椎茸の煮締めもご飯が進むなあ。

冷凍の方法がちがうのか、歯触りいい。

葉物もうまい。

いや、このお弁当はかなり満足度が高い。

これだけ追加で1ダースくらい頼みたい。

ちなみに、こういったお弁当に唐揚げが入っていることが多いのですが、個人的には蛇足だと思います。

なにせ最近の唐揚げ専門店の弁当の振り切れ具合といったら…。

さて、続いてはお肉系の機内食です。

大阪大黒ソースチキンカツカレー

大阪大黒ソースチキンカツカレー。大黒って、なに？

ちなみに、欧風カレーって普段あまり食べないんです。

そのため、ひさしぶりのカレー。

卵が入っているんですね。

じゃ、いただきやーす。

うんうん、やっぱりお米のおいしさに引っ張られてカレーもおいしいですね。

これどうやって冷凍しているんだろう。

カツはすごいおいしい！　という感じではないですがカレーのアクセントにいいしっとりぎっしりした揚げ具合です。

続いて油淋鶏。

THE 弁当ライクな見た目ですね。

うーん、これまでのラインナップの中だとそこまでの驚きはありませんでした。

これはそこまで頼まなくてもいいかな。

ビーフハンバーグステーキ

ハンバーーーーーグ！！

ハンバーグ、この前女房に言ったんだ…。

すいません…、ハンバーグ師匠が好きなんです。

デミグラスソースの香りが食欲をそそりますが、オフィスで食べるのはオススメしません。

そしてソースがかなり熱くなるので鍋敷きを用意。

お肉はやわらかです。

挽肉を自分で作るとわかりますが、かなりよく挽いてあります。

二度挽きかな。なめらかな舌触りです。

そしてうまいっすね。

コンビニ弁当のようなハンバーグを想像しているとかなり驚くほどおいしいです。

そしてやはり米と合う。

ジャガイモうまいっすね。ソースと合います。

実は、僕ソースの絡んだジャガイモでご飯食べるの好きなんです。

これ分かってもらえること少ないんですが。

総体的な満足度高い。

そして、機内食はここまで。

一番おいしかったのは紅鮭の彩りご飯でした。

これはおいしい！　実は追加で注文して冷凍してあります。

もう今日はなにも作りたくない、て時に大活躍。

ただ、単品注文はできないようでほかの2種類と一緒にやってきます。

そして1つ注意点が。

3種類、それぞれ4個ずつきます。

つまりお弁当サイズのものが12個。

冷凍庫のスペース結構とるぜ。僕は料理したりするのが好きなのと自営業ということもあり、職場にも冷凍庫付きの冷蔵庫などを用意しているので問題ありませんでした。

が、小さい冷蔵庫の冷凍庫だとこれだけで埋まりそうです。

ちゃんと場所作ってから購入することをオススメします。

しかし、飛行機に乗る、という行為もコロナ禍になったことで2年ほどなくなりました。

このお弁当で空の旅に思いをはせる、なんていうのはあまりに商業的な考えですが、なんとなく、どこかに旅行に行きたいなあ、なんて気にはなりました。

あと1年か、2年か、もう少し我慢する必要がありますが、事態が収束したのちには、ANAの機内でどのお弁当を食べたか、モジカルに掲載したいですね。

すっかりおなじみとなったあいさつですが、ご自愛ください。

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ほかにもいろいろ種類が出たみたいですね。いまだ人気のものもあるようで、なかなか注文できないときもあるようです。