先日、熊本旅行に行った際に熊本港からフェリーで島原へ行ってきました。
お土産として新物の青のりや島原そうめんなどを買ってきたんですが、どれも非常においしくて。
やっぱり現地で買うものはちがうなー、と思っていたんですが、さすがに数ヶ月で食べ尽くしてしまいました。
また食べたいなー、と思っていたら、いただきました。
柑橘系である、ざぼんの皮を砂糖で漬けた昔ながらのお茶うけ。
分厚くて、ゴツゴツ。インスタ映えしないけれど、無添加で、甘すぎず、ほっとする味なんですよね。
とんがっているやつを取り出しました。大分なんかでも名物として有名ですね。
今回のは島原のもの。
ざぼんって、
こんな感じ。フォトエージェンシーのやつなんで、実が中心に撮影されていますが、このザボンの外皮の部分。
分厚い白いところがざぼん漬の材料です。
生で食べるとアクによる苦みが強くて、とても食べられたもんじゃありません。
それを煮てアクを抜いて、水にさらして、煮て、乾かして、と、かなり時間も手間もかかる作業を通して作ります。
むちりとした食感に甘みと、わりとしっかりとした苦み。
いやー、うまいなあ。この苦みと甘みのバランスが絶妙で。
体に悪い感じがいっさいしない。日本の味がする。
お砂糖が周囲にまぶしてありますが、甘〜い、訳ではないんです。
果実の果皮であるという、うまみを残しているのでおいしいんです。
これを甘くして、食べやすくしようという考えをしているメーカーもあるんですが、そちらは甘いばっかりでおいしくありません。
苦みがないとうまみを感じないし、そもそも煮る時間を長くして苦みを抜いているので食感もやわらかくなりすぎ。
実はネット通販でいくつか取り寄せて、おいしいものをこの記事でご紹介しようと思ったのですが、楽天やアマゾンでは辰巳屋総本店さんのようにざぼんのうまみを残しているものはありませんでした。
辰巳屋さんのさぼん漬けは本当においしんです。またたべたいなー。
最後に、このざぼん漬。
緑茶が圧倒的に合う。特に濃いめのやつ。
どんな味わいになるかは、食べてのお楽しみ。
いまのところ現地で買ってくるしかないんですが、お近くに行った際は是非。
ほんとに、おいしいですよ。