プロのシェフに教わる、パスタに使える基本のトマトソースの作り方

パスタ トマトソース
パスタ トマトソース

さて、 まずはニンニク半欠けを包丁のお腹でつぶします。

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またピュアオリーブオイルを鍋に落とし、

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ニンニク、種を抜いた鷹の爪をオイルで温めます。

基本のトマトソースとはちがって、少し色づくくらいまで熱を通します。

そうすると、唐辛子のあまーい香りがしてくるんです。もちろん、黒焦げはダメですよ。

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よく熱したら、みじん切りにしたパセリをひとつまみ入れます。

このパセリが大切なんです。味に深みを与えてくれます。

シュワっという音とともにパセリのクセを飛ばしたら、コゲが一切出ないように急いで、

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白ワインを加えます。

パセリはコゲやすいんです。コンロから鍋をおろしてしまってもいいですね。

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そこに基本のトマトソースを加えます。1人分なので、さきほど作った量の3分の1程度。

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そしてパスタのゆで汁を加えます。

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このゆで汁は、お水に対して2%程度の塩を加えて、パスタを茹でた物。

そして、パスタを入れてから1分ほどでとったものです。長く茹でたものだと、パスタの香りなどが強く出てしまうので、1分で別容器に取り分けておきましょう。

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そして熱を通してなじませます。

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パスタのゆで加減は、盛りつけまで含めてメーカーの指定するゆで時間です。

よく売っている早煮えのパスタであれば、4分くらいものも多いですが、その場合はお湯にパスタを加えて、お皿に盛りつけるまでに4分なので、3分くらいでお湯からあげちゃいます。

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その間にパスタソースが馴染んできたら火から下ろします。水分がとびすぎるとコゲも発生してしまうので。

とにかくコガさない、というのが大切です。

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盛りつけまでを逆算して3分でソースにパスタをあえます。

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ここでふたたび茹で汁を加えて水分を足してあげます。あんまりぺとぺとしたソースになっていると食感がよくないので。

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最期にエクストラバージンオリーブオイルをひとたちかけまわして、

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盛りつけ!

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最期に唐辛子を上にのせて…

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仕上げにパセリをちらしてできあがり!

パスタ トマトソース
パスタをお湯からあげて、食べるまでにわりと時間がかかるので、ゆで時間を逆算するのがコツですね。

パスタ トマトソース
茹で汁を加えたことで塩気や汁気を調整しているので、麺全体にソースが平均的にからんでいます。

パスタ トマトソース
基本のトマトソースはトマトの風味や味、旨味を十分に引き出す作り方なので、たくさん使わなくてもしっかりトマトの味わいを感じることができます。

パスタの味もからまるので、いろんな素材の味がしておいしいです。

パスタ トマトソース
お皿に残ったソースは、grit特製のブラジルのチーズパン、ポンデケージョで、

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余さずいただきます。

気をつけるのは細かい部分だけですが、手際よくつくるためにも、一度手順を整理してから作ってみてください。

“ひとあじ”ちがうトマトソースのパスタができますよ。

パスタ トマトソース
gritには、基本のトマトソースを瓶詰めにして販売もしています。

トマトという食材について知るために、一度は作ってみて欲しいと思いますが「時短したい!」という方はお店までいらしてみてくださいね。

それでは、お試しを!



ABOUTこの記事をかいた人

パスタ トマトソース

料理を始めて40年のベテランシェフ。イタリアンからフレンチまで、オーナー、料理長などをつとめてきた。現在は神奈川県小田原市でブラジルのチーズパン ポンデケージョやシフォンケーキなどの専門店「grit」を開いている。趣味は料理の実験。