カンザスシティ | ただのジャズ映画ではない演奏を楽しめる作品
ジャズを題材とした映画は世の中に多く存在しますが、僕はそういった作品を観るのがあまり好きではありません。 いや、嫌いと言ってもいいでしょう。 なぜなら自分が下手に知識があるために演奏の演技や演奏された音楽そのものが鼻につ…
ジャズを題材とした映画は世の中に多く存在しますが、僕はそういった作品を観るのがあまり好きではありません。 いや、嫌いと言ってもいいでしょう。 なぜなら自分が下手に知識があるために演奏の演技や演奏された音楽そのものが鼻につ…
Avishai Cohen『Triveni II』(2012) パーソネル Avishai Cohen(tp) Omer Avital (b) NASHEET WAITS(d) 収録曲 Safety Land B.R. …
Elvin Jones『Elvin!』(1962) パーソネル エルヴィン・ジョーンズ(ds) サド・ジョーンズ(cor)※4,6曲目を除く フランク・ウェス(fl)※4,6曲目を除く フランク・フォスター(ts)※4,…
最近トランペットのレッスン中にスウィングについて尋ねられたため、この作品を用いて解説するということがありました。 MOJICULで以前も少し取り上げたことのある作品ですが、今回はしっかりとクローズアップしてみようと思いま…
以前ウォレス・ルーニーを紹介する記事でも少し取り上げたのですが『A Tribute To Miles』という作品をご存じでしょうか? Herbie Hancock Quintet『A Tribute To Mlies』(…
スウィングというリズム(本当はフィールと呼ぶのが正確なのでしょうが)はジャズ特有のものとされていますが、実際にはジャズと呼ばれる音楽であってもそれ以外の多種多様なリズムで演奏されることがあります。 例えばボサノヴァやサン…
今回のお題は「ジャズミュージシャンが持っていると便利なもの」ということですが、正直言ってジャズを演奏していると荷物が軽くて済んでしまうような気がします。 特に軽くて済むのが楽譜関係。 ジャズ、特にスタンダードと呼ばれる曲…
2021年になりましたが皆さんはどのようにお過ごしでしょうか? 今年の抱負はありますか? おみくじは引きましたか? 個人的には以上のようなことはわりとどうでもいい性格でして、年末年始も普段通り普通に過ごしてました。おみく…
新型コロナウイルスの影響であまり外出ができない方が増えたなか、ミュートについて関心を持つトランペットプレイヤーが増えているようです。 特に自宅でトランペットを練習するためのプラクティスミュートについての関心は高く、ヤマハ…
「名盤」という言葉があります。 優れている演奏が収められた有名なレコードやCDのことを指す言葉ですが、最近はそういったものよりネット配信サービスを利用する方がかなり増えてきたので実際に「盤」を目にする機会は減ってきました…
今回はジャズやトランペットへ興味を持ち始めた方へ向けて、どんなプレイヤーから聴き始めればいいのかという案内になるようなことを書いてみようと思います。 古い時代から最新のプレイヤーまでなるべく満遍なく取り上げ、オススメアル…
フリューゲルホルン。 一般の人が見たらトランペットが太くなったやつと思われそうな楽器ですが、多くのジャズトランぺッターが持ち替え楽器として使用することの多い楽器です。 今回はトランペットと似ていてしかし全く異なるルーツを…
前編ではトランペットで有名なバラードナンバーを中心に紹介してみましたが、後編となる今回は個人的にトランペットで演奏するのが好きなバラードナンバーを挙げていきたいと思います。 自分で言うのもアレですがいい曲ばかりですのでお…
ジャズの曲を演奏するうえで絶対に避けては通れない分野があります。 それはバラード。 バラードとは主にスローテンポで、多くの場合は恋人への愛を歌ったものなどが多いのですが、やっぱりジャズを演奏するのならバラードも演奏できる…
数あるトランペットのブランドの中で最もメジャーなブランドといえばBachかヤマハでしょう。 僕自身どちらのトランペットも使っていたことがあり、特にBachは最も長く使ったトランペットです(現在メインで使用しているのはシル…
皆さまご無沙汰しておりました。 中国武漢を発端とする新型コロナ禍の影響や、身内の不幸が重なりしばらくぶりのアップとなりました。 原稿に向き合うという作業が久しぶりなため、これまで以上に苦しみながら書き上げました。 原稿書…
今回ご紹介するのはタイトル通り、トランペット吹きに愛されるトランペッター、トム・ハレルについてです。 この動画はホレス・シルバークインテット時代のものです。 近年ではさすがにトランペットよりもフリューゲルホルンを演奏する…
クリフォード・ブラウンやリー・モーガンなど、若くして亡くなるトランペッターは少なくありませんが、ブッカー・リトルもその1人として数えられるトランペッターです。 よくクリフォード・ブラウンと比較されることの多いトランペッタ…
ハードバップを演奏するプレイヤーのことを、ハードバッパーなんて呼んだりもしますが、今回取り上げるブルー・ミッチェルはまさにハードバッパーと呼ぶにふさわしいトランペッターであると思います。 まずはブルー・ミッチェルといえば…
既にご存じの方も多いかとは思いますが、3月31日、新型コロナウイルスによる合併症により、ウォレス・ルーニーが亡くなりました。 享年59歳。まだまだ我々に新しい世界を見せて欲しかったのですが……。 ウォレス・ルーニーという…
僕が大学生の頃、ヤマハの音楽教室で習っていた原朋直先生に「金村君はチェット・ベイカーとかもよく聴いてみるといいよ」とアドバイスをいただいたことがあります。 確かに当時の僕はチェット・ベイカーというよりはクリフォード・ブラ…
まずはこちらの動画をご覧ください。 一見するとサムネイルにあるように逆さまのフリューゲルホルンに目を奪われがちですが、あまり気にしないようにしましょう(笑)。 よく「トランペットは歌えなくてはいけない」なんて言いますが、…
前回、フレディ・ハバードの記事でちらっと登場したトランペッター、ウディ・ショウ。 正直言ってプレイスタイルもまあ似ていなくもないですし、知名度の点でも何かとフレディ・ハバードの陰に隠れがちなトランペッターです。 しかし実…
ザ・男のトランペットという感じの圧倒的な音の太さ、美しい音色、輝かしいハイトーン。 彼の心に描いた「歌」を表現するために、ミスノートをも気にせず猪突猛進に突き進んでいく姿は、トランペッターはこうあるべきという理想像を体現…
ジャズでテナーサックスの巨匠というと、多くの人が真っ先に思い浮かべるのはデクスター・ゴードンやソニー・ロリンズ、そしてジョン・コルトレーンでしょう。 今回ご紹介するのはそんな3人の間に埋もれがちなジャズジャイアンツの1人…
ケニー・ドーハムと言えば多くの人が思い浮かべるのがこの作品でしょう。 Quiet Kenny (邦題:静かなるケニー)です。 この作品によって一般的にはケニー・ドーハム=音数が少なく、シンプルな演奏スタイルだというイメー…
ジャズを聴く人で、ニコラス・ペイトンというトランペッターをご存じない方はおそらく少ないはず。 1973年ニューオーリンズ生まれで、現在も活躍中のトランペッターです。 初期からウィントン・マルサリスやエルヴィン・ジョーンズ…
年をまたいでAOI JAZZというサイトがMOJICULに統合され心機一転かと思いきや、なんとなくグダグダと一ヶ月以上お休みしてしまいました。 はあ…これからまた毎週締め切りに追われる日々が続くのか…。 さ…
なんだかアレな感じのタイトルになってしまいましたが、ある意味分かりやすくて良いでしょう。 今回はストレートに、ジャズやろうぜ! というダイレクトマーケティング記事です(笑)。 「なんとなく」憧れる人の多いジャズという音楽…
2019年も終わりに近づいてきましたが、皆さんはどんな年だったでしょうか? 僕個人としてはトランペットの奏法や音楽に関して得られるものが多く、とても充実した年であったと思います。 トランペット教室の方も完全に軌道に乗った…